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2017年02月27日22:40

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バッティストーニ×東フィル ヴェルディ「レクイエム」

2017/2/18土 18:00- 新宿文化センター 大ホール

ソリスト:安藤赴美子(Sop.) 山下牧子(Mez.Sop.) 村上敏明(Ten.) 妻屋秀和(Bass)
新宿文化センター合唱団

ちょうど一年前に、東響×飯守さんでフォーレとモーツァルトのレクイエムを聴いて、残るヴェルレクを聴きたいなーと思っていたのですが、他の予定とかぶってなかなか実現せず。バッティと東フィルのレクイエムと聞いて、これはと思い、行ってきました。

なぜに新宿文化センターでの1回公演なんだろ、と思ったら、新宿区成立70周年記念公演だとか。開演前にその旨と区長も客席にいます、のアナウンス。なるほどそういうことでしたか。だから合唱も、今回のための公募。市民コーラスってことかな。

さて、演奏ですが、うーんやっぱり私バッティ好きだわ!暗譜で、ずっと歌詞を自分でも歌いながら、全身全霊で、ときに「ガッ!」(←イタリア語でどういう綴りなんでしょあれ)と雄叫びを上げながらの熱い指揮、とても楽しゅうございました。紡ぎだされる音楽も実に明解なんだよなあ。情感はあるけど、陶酔型じゃなくって、そして何よりもあのリズム感!気持ちいい。

オケがバッティの一挙手一投足に見事に反応していて、彼らの信頼関係の厚さを感じました。

歌手の皆さんもよかったです。安藤さん、オールスターバレエガラのときは余りいい印象じゃなかったんですが、今回はなるほどこの人は魅力的なソプラノね、って思いました。妻屋さんの安定感、半端ない。でも彼が歌うと自動的にドイツ語に聴こえてしまうワーグナー脳^^;

合唱が、東響コーラスくらい上手かったらもっと感動したかもなあ・・・と贅沢なことを思ってしまいましたが、市民コーラスだけあって私の周りにもご家族や知り合いの晴れ姿を観に来た方がたくさん。普段ほとんどクラシックなどは聴かないんだろうな、という人も多かったのに、聴衆のマナーはとてもよくて、最後はバッティがタクトを下ろしてふーっと息をはくまで、みんな息を詰めて見守っていました。

いいコンサートでした。バッティのオテロも行くぞー!

ああ、バッティを新国のイタリアオペラによんでくれないかしらね・・・東フィルとの関係もばっちりだし、すっごくいいと思うんですけど!
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