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2017年02月25日21:11

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「日本国憲法ー平和ー天皇」についての試論

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「日本国憲法ー平和ー天皇」についての試論


 平和憲法による天皇は「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」の規定であり戦前の大日本帝国憲法による「天皇大権」を持つのでない。

 また戦前の「君臨すれど統治せず」に「似て非なるー君臨すれど統治せず」」であり「立憲君主」でもない。

 これは「統帥権干犯」による「天皇大権の有名無実化ー戦争の拡大」を見れば判る。

 そして今の天皇陛下は「平和国家建設」を言われる。

 古来より、天皇陛下の御仕事とは、文武天皇の大命に明らかなように、

「このお治めになる天下を整え平らげ、天下の公民を恵み撫で慈しもうと仰せられる」

 である。


 今問題は「生前退位ー譲位」であり皇室典範の不備が問題と思われる。

※Wiki『天皇大権(てんのうたいけん)とは、大日本帝国憲法において天皇に属するとされた権能を指す。 広義においては、行政権・立法権・司法権をはじめとする統治権全般を指すが、より限定的にには帝国議会の協賛を得ることなく天皇が行使することが可能な国務大権、統帥大権および皇室大権を指す』

 
 天皇は帝国憲法に於いて「立憲君主」であり兵馬の大権を独占する「大元帥」であり神道を司る「祭司」であるだろう。そしてその最高位に位置する。その体現者として「現人神」とされた。

 しかし、それは無茶ぶり・無理なのだ。「一個の個人」に「現人神」は無理なのだ。

「法律的・軍事的・宗教的ー統帥者=天皇」などとは

          誰にも無茶振り! 

             よって「平和憲法の規定」で良いのだと思う。


 そして明治に作られた「皇室典範」には「生前退位ー譲位」の規定が無く、今回「陛下のお言葉」により、その事が指摘された。

  それはこの記事にある「クーデター」などでは決してない。

    人間天皇としての声なのだ。


 今回この件に乗じて「女性天皇」なども言われたが陛下には「皇太子・東宮」がおられる。よって「譲位の手続き」を典範に加えればよい。

 また「クーデター」などがあるとすれは「安倍総理ー皇室入り」の魂胆が、

「藤原氏方式ー婚姻利用ー縁戚関係の接近」にあり、こちらの方が大問題だ!


 本来「天皇の仕事」は日本書紀に明記される「詔・大命」を見ればわかる通り「国民の慰撫ー躾・養育」であるだろう。

 文武天皇『…このお治めになる天下調え平らげ、天下の公民を恵み撫でいつくしもうと仰せられる』

 よって現陛下も「国民と共にある」ことを言われ行動されるので国民より「崇敬を受ける」のである。








 今回記事は「筆者の主観」ではなく「他者の文の紹介」でしかない。

   『生前退位 有識者会議は安倍内閣の大失態の尻拭い』

 ではあるが、見れば「ジャーナリスト・東谷暁氏の主張の紹介」である。

 それは、

『「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」ー今上天皇が「ご意向」を表明することが報道された事件を「これは宮内庁の一部とNHKの皇室担当者によるクーデター」』

 などとする。そして

『安倍内閣は恐るべきことに、天皇の国事行為あるいは公的行為ではない行為に「助言と承認」を行ってしまったことになる。結果的にせよ違憲行為に及んだのは安倍首相本人』

 と見る。そして

『国事行為および公的行為において、内閣の助言と承認が必要とされる天皇は「無答責」である。』

 と、続ける。そして

『しかし、立憲政治家としての安倍首相およびアドバイザーを含めた官邸は、天皇陛下が本来あるはずのない「ご意向」によって、事実上の法制度改変を要求するという事態は受け入れられないものだった。』

 とする。

★あたりまえだ。それらの事は「法規定に無いー生前退位・譲渡」のことだから。



 そして『◆人気投票に近い』として、

『憲法や皇室典範を改正して今上天皇が考えておられたと思われる譲位を恒久的制度に変える改正にはまだ障壁があった。』

 と、切り口を入れて

『天皇の「ご意向」で憲法や皇室典範を改正することになれば、これは天皇の発議に基づく改正ということになり違憲の疑いがある。この段階で内閣と官邸が試みたのは、天皇の「ご意向」発表と立法過程をなるだけ時間的に離すことだった。』

 と、見る。そして

『有識者会議というのは安倍内閣の大失態の尻拭いにすぎない。』

『天皇制度を論じる際には文化と制度に着目すべき』

『私は象徴天皇制の将来に危惧を抱いている。これまで戦後の天皇制度が維持されたのは、伝統と国民統合の象徴である天皇への崇敬の念と、天皇の国民を気遣う言動への敬意といった二つの柱に拠るものだ。』

 とし、

『今回の譲位騒動によって、宮内庁内にとどまっていた天皇の「ご意向」が、今後は世論に開かれて調査の対象となる。高支持率を達成しているうちはまだよい。乱高下するようになったとき、それは人気投票に近いものになり、伝統と国民統合の象徴としての地位は危機を迎えるだろう。』

 と、結論付ける。

 それを類推してみれば、推し量ってみれば「象徴天皇制」を

       「もっと強力に明文化したい」

 あるいは

       「他の権力を与えたいのか」

                などとも記さない。

 ただ「それは人気投票に近いものになり、伝統と国民統合の象徴としての地位は危機を迎えるだろう」などと結論している。



 なんと「たわい無いー結論」であることか。

  それは「筆者・紹介者」と「ジャーナリスト・東谷暁氏」の杞憂でしかない。



 両者は「天皇制ーその歴史性・文化性」を言葉にしながら、その認識不足を露呈しているに過ぎない!

 それは、こうして見てみれば「天皇のお言葉ー安倍総理ー有識者会議ー未結論」を国民の「それは人気投票に近いものになり、伝統と国民統合の象徴としての地位は危機を迎えるだろう」としているのだ。

 なんと乱暴な主張であることか?!

 「見て・読んでー損した」と思うのは、私ばかりか……。

 国民の「今上陛下」を思う気持ちは、昨今に至って「変化などしていない!」

 それは「日本という大地に血と汗とで染み込んであり、日本人として生まれ育つ中にインプリントされてゆくもの」なのだと思う。

 それは「民族の知恵ー現段階」でもあるだろう。

 それが「平和憲法ー平和国家建設ー平和・天皇」であるのだと思う。

 先の「裕仁天皇」に在られても「平和・天皇」であったことは「歴史書」を見れば判る事であり「軍部ー統帥権の干犯ー繰り返し」で戦争ー終わりなき拡大ー結果としての未曽有の国土の荒廃「二発の原爆」とがあった。

 後のGHQ占領政策。しかし、

 マッカーシーとの対面記事を見ても陛下は媚びへつらってなどおられない。

 対面時のフォトを見ても「両氏ともに謙虚な姿」が、そこに在る。




 私は「平和憲法ー国家・天皇制」を日本民族の知恵と観る。

 

   ただ「安倍政権ー日米軍事経済体制」は「日本国に似合わない」とする者だ!



 「勝てば官軍」の昨今の風潮「驕慢・傲慢」こそ国を滅ぼすと見ている。


「美しい日本の民族主義」は「人類皆兄弟!」の上に立つ、

  「世界精神ー人道と博愛」の普遍的な人間主義の復権、

   戦後の焼け野原より蘇った「平和憲法の精神」でなければならない。

 それを離れて立つ悪しき民族主義は

           「ヘイトクライシスと戦争」への再びの道」でしかない。



  私たちは「平和国家建設」に立ち返る必要があるのではないか?!






生前退位 有識者会議は安倍内閣の大失態の尻拭い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4450153
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