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2017年02月22日00:19

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自己決定権の問題かなと

■妻が無断で受精卵移植と提訴 男性「親じゃない」と主張
(朝日新聞デジタル - 02月20日 19:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4441667

この問題は、仮に産まれた子供と男性の間に「生物学的な親子関係がない」と判明した場合は、それで終わる話ですが、そうでない場合、色々な問題があるなと考えましたので、その点を考えてみたいと思います。

私なりにこの問題を理解すると、
これって要は、「メイル・レイプ」(男性が被害者であるレイプ)によって被害者が望まない子供が生まれた場合に、
被害者である男性は「父」としての責任を負うのか、
という問題をどう考えるか、に行きつくように感じます。

この記事によれば、少なくともこの男性は生殖を希望せず、そして一般的に生殖の方法である「性行為」に及んでいません。
また、精子は渡したと言っても、「喫茶店で常温で」と、一般人の感覚としては決して生殖に適しているとは思えない渡し方で、かつ同意書等も書いていないということのようで、やはり「子供をつくる」という意志はなく、また責任を負う必要があるような「過失」もないように思われます。

となれば、これは、女性が被害を受けるレイプのような「身体的な被害」はないですが、男性の意思に反して生殖行為が行われた、という意味では一種の「メイル・レイプ」があったのだ、と言うことができると考えます。

女性がレイプされて懐胎・出産した場合、その子供との間で「母」としての責任を負うのかといえば、これは「是」ですので、それと同じと考えれば、この場合も「父としての責任を負う」と考えることができるでしょう。
しかし、男性のレイプがこれと大きく異なるところとして、「女性の場合は堕胎という選択肢があるが、男性にはない」(ただし、女性の場合も信仰上の理由や経済的理由や、母体のリスク等々を考えると、「堕胎すればいい」は相当暴論ですが。)、「出産、養育者が犯人の場合が多く、その場合、父の養育責任を認めるのは、犯人世帯への養育費の支払い等「盗人に追銭」になりかねない」という点もあり、そこを重視すれば、「メイル・レイプ被害者は父としての責任を負わない」という結論も可能であると考えます。
また、養育者はともかく、母と子供は別人格であり、子供の福祉のために父を定めるべき、という点を重視すれば、父と母との問題は子供には責任がないとして、「生物学的な親子関係がある以上父としての責任を負う」との議論もあり得るかと思います。

私の感情的には、「父としての責任を負わない」と思いますが、どうなるのでしょうか。
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