【映画】　王様のためのホログラム　【☆3.1】

※記憶保持が主目的の為ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【王様のためのホログラム】 (Theatre)
2017年
総合評価 3.1 → ☆3.1

「シナリオ」 (1.0) … 3 → 3
「演出全般」 (1.2) … 3 → 3.6
「心理効果」 (1.5) … 3 → 4.5
「視覚効果」 (1.1) … 3 → 3.3
「音響効果」 (0.9) … 3 → 2.7
「教養/啓発」 (0.8) … 4 → 3.2
「俳優/声優」 (0.7) … 3 → 2.1
「独創性」 (0.8) … 3 → 2.4
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【ストーリー】
アメリカのIT企業の営業がサウジアラビアの王様にホログラムを売り込み行ったけど、中国に契約を掠め取られる。その後サウジアラビアで転職して定住。
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≪キーワード≫
アメリカ　人間ドラマ

【魅力】
・前半10分ぐらいの演出とテンポ
・コメディセンス
・サウジアラビアの理解が深まる
・主演

【不満】
・シナリオ進行に比例して切れ味が悪くなる演出
・伏線回収率の低さ

【印象に残ったシーン・台詞】
冒頭３分ぐらい
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【少し突っ込んだ感想】
中東で新しい人生に踏み出すアメリカ人中年男性の話。

演出面では、冒頭の冴えまくっている演出と後半の冴えない演出とに温度差があるせいで、全体としての完成度は低く感じた。途中で飽きたのだろうか？監督が。

悩み多きビジネスマンをトム・ハンクスが上手く演じていた。一応王様にホログラムを売り込みに行くのが主旨ではあるのだけど、シナリオが横道に逸れまくるので、ホログラムは取ってつけたようなオマケ要素の位置づけになる。

イスラム関係では血なまぐさく胡散臭い映画が多い中で、この映画にはある種の善意を感じる。イスラムジョークのセンスが良く、爆笑では無いけど上品な笑いが散りばめられているので、たとえシナリオ完成度に疑問を感じたとしても、そのテイストにさえ乗れれば楽しめる映画だと思う。そもそも混沌としたシナリオそのものにイスラムテイストを感じる。いずれにせよクセの強い映画
なので、評価が分かれるのは仕方がない。

とりあえず、ティクバ監督が中東好きで中国嫌いなのはなんとなく伝わった。
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