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2017年02月18日13:04

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過去を振り返って(1)

 
人生の岐路



36歳の時、長年勤めた会社を辞めた。
高校卒業後のバブル期、特にやりたい事があった訳でもなく
ただ車が欲しくて就いた仕事だった。
与えられた仕事をなんとなくこなし、手が抜ける場面ではサボる。
入社して数年はこんな感じで働いていた。
そして世の中はバブル崩壊で大変な事に・・・
それでも我社の業績は悪くなく会社は大目に見てくれていた。

23歳、4年付き合った彼女と結婚。
まだ結婚したくなかったが、彼女が年上で付き合いも長くなってきたので
なんとなく結婚した。
この頃になって、ようやく仕事に真面目に向き合うようになった。

そして数年、安定した日々を過ごす。

30歳、大きく関連していた会社の不祥事により、我社も業績悪化
この会社に将来は無いと感じた有能な人達は次々と辞めていった。
オレは出て行く勇気もなく、会社に留まった。

この頃、結婚して7年オレと妻の間には子供がいなかった。
妻は子供を欲しがり、産婦人科に診察に行っていた。
妻には問題が無く、オレに診察に来るように言われたが
オレは仕事が多忙だと言って、診察を拒んだ。
本当は、先が見えない怖さと父親になる覚悟が無かった。
妻との間に溝が出来始めたのはこの頃だっだだろうか?

会社の赤字は続き、会社も露骨に「無能な社員は辞めていただく」と言い出した。
オレは必死に働いた。朝一番に会社に来て夜は最後まで残り
会社の為に自分が出来る事は何でもした。
しかし、これと言う結果は出せなかった。
無能だったのです。

それでも会社は直ぐにクビにする事はありませんでした
オレは魂が抜けた様な状態になって1〜2年は在籍できたから。
そしてオレは、2007年4月、桜の花が咲き始めた頃
会社を辞めました。







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