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2017年02月18日08:19

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【映画】 ZOMBIO/死霊のしたたり 【☆4.1】

※記憶保持が主目的の為ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【ZOMBIO/死霊のしたたり】 (DVD)
1985年
総合評価 3.9 → ☆4.1

「シナリオ」 (1.0) … 3 → 3
「演出全般」 (1.2) … 5 → 7.2
「心理効果」 (1.5) … 4 → 6
「視覚効果」 (1.1) … 4 → 4.4
「音響効果」 (0.9) … 4 → 3.6
「教養/啓発」 (0.8) … 3 → 2.4
「俳優/声優」 (0.7) … 4 → 2.8
「独創性」 (0.8) … 4 → 3.2
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【ストーリー】
若い頃の羽生善治に似たマッドサイエンティストが欧州からアメリカの大学に編入し、猫や学長や変態教授がゾンビ化して暴れ回る。原作はクトゥルフ神話?
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≪キーワード≫
アメリカ ホラー コメディ

【魅力】
・総合演出とセンス
・後半の詰め込み感

【不満】
・前半は退屈
・邦題

【印象に残ったシーン・台詞】
女医「あなたが殺したのね」
ウェスト 「いいや、生き返らせたのだ。」

殺したての教授の生首と会話するシーン
腸が暴れるシーン
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【少し突っ込んだ感想】
B級ホラー感丸出しの邦題(特に副題)なのだけど、映像・音楽に天才的なセンスを感じさせる上に、俳優や演技にも非の打ち所が無く、登場人物の行動原理も含めたシナリオの起承転結も綺麗に纏まっていて、映画としての完成度は、そのへんの名作と呼ばれる作品と比較してもかなり高いと思う。

原作の原題が『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』なので、ウェストというサイコパスっぽい若い学者が主人公。一応作中では印象としては別のイケメンが主人公として認識されるのだけど、対照的に控え目な眼鏡キャラであるにも関わらず、ブレずにサイコパスっぽさを発揮して科学を追求する姿勢を貫くので、ほぼ全ての元凶はこの眼鏡であるにも関わらず好感が持てる。特に変態教授を殺して首を切断して蘇生させておいて、その発言を真剣にメモするシーンなどはこれまで観た映画の中でも屈指の名シーンだと思う。

でも、多分猫殺したのはコイツだと思う(笑)


【蛇足】
邦題の「ゾンバイオ」は、原題「リアニメイター」にも勝るぐらいセンスがあると思うけど、副題の「死霊のしたたり」は意味不明。というか、今も引きずる、当時の日本のコンテンツの駄目な部分が凝縮されたようなセンス。せめてこちらが「死霊のはらわた」だったら、少しは丸く収まっていたのに…。
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