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2017年02月15日08:25

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2月15日の誕生花・杉の葉

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2月15日の誕生花と花言葉は、三椏[みつまた](肉親の絆)、蛇の目エリカ[ヒース](孤独)、スイトピー〈白〉(デリケートな喜び)、ヒマラヤスギ(あなたを待つ・報われぬ恋・尊敬)、セッカヤナギ(あなたのために生きる)等々があります。今回は、杉の葉を取り上げます。花言葉は、「君のために生きる」です。
ヒノキ科スギ属の植物です。日本特産の針葉樹の高木で、全国の山地で広く植林されています。学名のクリプトメリア(Cryptomeria)は、ギリシャ語の cryptos(隠れた)と meris(部分)が語源の由来になっています。日本名の杉は、すくすくと生長する木の意味から「すぎの木」、また、幹がまっすぐ伸びることから「直木(すき)」が変化しとか、の説がありますが、本居宣長は、著書「古事記伝神代七之巻」の中で、スギは傍らに、はびこらず上へ進み上る木として「進木(ススギ)」と表記され、「直木(スグキ)」は誤りであると説明されています。
スギには多くの地域品種がある。天竜杉、屋久杉、吉野杉、北山杉、秋田杉、山武杉などが有名です。中でも屋久島にある屋久杉は長寿で樹齢3000年ともいわれる縄文杉で有名です。建築、土木、電柱、船舶、機械、箱、桶(おけ)、樽(たる)、器具、下駄(げた)などに用いる。樹林としての利用も多く、庭園樹、並木、寺 社林などに広く植えられている。また、杉の雄花の未熟なものを弾にして細い竹の筒に詰め飛ばす「杉玉鉄砲」と呼ばれ、子供の玩具として使用されていました。
本日の誕生花の杉の葉は、粉にして線香の原料としたり。変わったものでは造酒屋のしるしとして、杉の葉を丸く集めたものを軒先に掲げる風習が各地にあるようです。

杉を詠った万葉歌は、

「何時の間も 神さびけるか 香具山の 鉾杉(ほこすぎ)がもとに こけむすまでに」 万葉集 鴨足人(かものたりひと)

「古(いにしへ)の 人の植ゑけむ 杉が枝(え)に 霞(かすみ)棚引く(たなびく)春は来ぬらし」 万葉集

「味酒(うまさけ)を 三輪の祝(ほふり)が いはふ杉 手触れし罪か 君に逢ひ難(がた)き」 万葉集
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