mixiユーザー(id:10881945)

2017年02月13日21:28

231 view

半分は自明のこと、半分はミスリードだな。

各国が国益を最優先するのは当たり前のこと。
他国を信用するのは相手の人となりや言い分ではなく利害関係だけだよ。
利害関係が一致したと判断したからこそ相手の行動を信用できるし、
一致しないと判断したからこそ相手の行動を信用しない。
そこの見極めが甘いことはあっても、吟味しない政府がこの現代にあるものか。

だから米国は正義ではないって、そもそも正義なんて基準を最優先に置いて行動している国はないだろうという話。
大義名分をあれこれ掲げることはあっても、基本的には自国の利益が目的だよ。
どちらでもいい場合には、そういう倫理観も考慮するかもしれないけれどね。

利益が一致しなくなればすげなくされるというのはその通り。
だから利害関係はどの国も常に吟味している。
判断を誤ると痛い目に遭うからな。
日本政府とてその辺は弁えておるだろうよ。

この辺は、自明のこと。



米国の言いなりになって中国を刺激するなは誤認誘導。

米国の利益のために日本の人的, 物的資源が消耗されると説いて反感を煽る。

いや、その通りだよ。
米国の利益のために日本の人的, 物的資源を消耗するのだ。

だが、問題はただ米国の利益の為だけにやるという訳ではないことだ。

大事なのは日本の利益だ。

記事中にもあるが、日本は尖閣諸島や沖縄を領有しており、それに伴って領海や、排他的経済水域を持っている。
これを保持するのが日本の利益だ。

中国はこの少なくとも一部を自分の物だと言っている訳だよ。
そして他国を含め今までの経緯を見る限り、彼らが自分の物だと言う範囲は段階的に大きくなってきている。
既成事実を積み上げられたら、どこまで大きくなるか分からない。

つまり、この辺りの問題(言い換えると、国防)に関しては日本と中国との利益は排他的で、
かつ、一歩も譲れない状況にある。
利益が排他的なのに、この問題において協調できる道理はなかろう。
日本の対応としては、自力でこれをどうにかするか、
利益を共有する他国と協力してどうにかするかだ。



ところで、アメリカ合衆国は別に中国と戦争したい訳ではないが、
中国が日和見的に領土拡張政策を取り続けていることには神経をとがらせている。
あまり中国が太平洋に進出しすぎると自国の利益の保守に影響するからな。

日本列島は中国の太平洋側に長く覆いかぶさって同国の太平洋進出を妨げる位置にあり、
米国としてはこの線で中国を押し留めておきたい。
ここが破られては困る訳で、この線を構成する島や海域はそのほとんどが日本に属する。



ここで利害関係が一致する訳だ。

日本は米軍に土地を提供し、駐留費の過半を提供する。
場合により、自衛隊を米国の軍事行動に協調させる。
一方米国は自国で作った兵器の一部をそこに配備し、人的資源の一部を配備する。
日本列島を突破されないために、自衛隊の軍事行動に米軍を強調させる。
日本には迎撃兵器はあっても相手を叩くための兵器はほとんどないからな、
それを自前で用意しないならば他国に用意してもらわなくては国防が成り立たない。

お互いに相手に人的, 物的資源を提供して、共通の利益のために行動する。
鍋の材料を分担して持ち寄るようなもので、日本が畑でとれたネギを持って行けば、米国は蔵で作った味噌を持って来る。
両方合わせて鍋ができる。

日本のネギが米国に食われるからと言って、

「日本のネギを米国に差し出すのはやめろ」

というのは不可解な話。
ネギだけ持っていても美味しい鍋はできないのだからな。
味噌が欲しくば自分のところに蔵を立てて作るか、誰かに持ってきてもらうより他にない。

そして「そのネギ畑はうちのだ」と言ってきている中国とはそもそも囲める鍋がない。




■騙されるな日本。いつから米国は「信用できる国」になったのか
(まぐまぐニュース! - 02月13日 18:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=240&from=diary&id=4430331
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する