インドを旅してきた。8つの世界遺産を訪ねた。(タージマハール・アンベール城・ジャンダルマンタル天文台・アグラ城・レッドフォート・ファティープルシャークリー・フマユーン廟・クトゥブミナール）。全都市ヒルトンホテルに宿泊。全日空往復直行便で、成田〜インディラガンジー空港へ。この空港は、2010年にできた新しい空港だった。
インドの人口は12億人で、首都はニューデリー。面積は330万平方キロで、日本の9倍。言語はヒンディー語で、通貨はルピー。1ルピーは約1.6円。10月〜3月が乾季となる。インドと日本
の時差はマイナス3時間30分である。宗教はヒンドゥー教徒80.5%,イスラム教徒13.4%,キリスト教徒2.3%,シク教徒1.9%,仏教0.8%,ジャイナ教0.4%だ。今回はデリー、ジャイプール、アグラの3都市を巡るコースで、ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯）と呼ばれている。
デリーは、人口1300万人。ムガール帝国時代の面影を残し、ヤムナー河西岸に広がる歴史深い町で、大国インドの首都であり、整然とした街並みのニューデリー、庶民の活気があふれる
オールドデリー、新しいショッピングスポットや世界遺産が点在するサウスデリーに分かれる。ジャイプールは、デリーの南西260kmにあるラジャスタン州の州都。人口は170万人。砂漠への入口の町で赤砂岩の城壁に囲まれている為、別名ピンクシティーと呼ばれる。
アグラは、デリーから南東へ200km。アグラ城やタージマハール(シャージャハーンが22都市の歳月をかけて建てたムガール帝国繁栄の象徴である)といった世界遺産がみどころで、インド
観光には、欠かせない街。
今回、行けなかったが、インド屈指の国際都市としてムンバイ(昔のボンベイ)がある。人口
1500万人で、高層ビルが林立するビジネス街があり、その土地の値段は日本の銀座をしのいでいるという。
1/25,伊丹空港14:10発で成田空港へ。乗り継いで17:15発でデリーには23時に着いた。
着後、バスに乗り、ホテルには翌日の午前1時に到着した。
今回のガイドは、インド人のグップターさん。ガイド歴35年のベテランだ。出身は東インドのブッタガヤで、ここは釈迦が悟りを得た地である。1987年5月〜8月の3ヶ月間、日本を旅行していたそうで、日本語も関西弁も使えるし、冗談もうまかった。
インドの街は、どこに行っても汚かった。ゴミが散乱していて、ゴミ箱があるのに、そこらじゅうに捨てていて、ゴミの分別もしない。法律があるのに守らない。交通ルールも守らないので逆走してくる。それで渋滞が発生してしまう。自家用車は車検がなく、車の運転は無免許が
当たり前で、バイクはヘルメットをかぶっていない。高架の地下鉄の工事が急ピッチで進んでいるが、道路の整備は遅れていて、ガタガタの悪路である。
自家用車は、日本のスズキの車が70%を占めている。2位はホンダ、3位はニッサンで、韓国の
ヒュンダイの車も走っている。ブッタガヤさんが言うには、今インドで必要なことは、1番は
教育。2番は道路。3番は交通だそうである。人口は12億人。中国は13億人だが、いずれ追い越してしまうだろう。そのうちの1割が金持ちで、貧富の差が激しい。1日100ルピー(200円)あれば、なんとか暮らしていけるという。国立病院は無料だそうだが、病院の前を通ると、診察の順番待ちの長い行列ができており、すぐには診てもらえず3.4日かかるそうである。だからそれまで病院の前で野宿している (テントはあるが収容しきれない)。道端には、パキスタンや
バングラデシュの難民もいた。お米の値段もピンキリで、キロあたり20ルピーのものから200
ルピーのものまであるという。
マクドナルドの店の肉は、牛肉を使わずにチキンだそうである。1日の食事は午後3時にも食べるので、1日4回とか。ですので、デリーに着いたのは夜中だったが、そんなに遅い時間でも
屋台には食事をしている人が、たくさんいた。
ログインしてコメントを確認・投稿する