代々木上原のけあきホールで、ウクライナの民族楽器（バンドゥ−ラ）の演奏者として有名なナターシャ・グジーさんの演奏と歌のイベントがあった。これがすごいのなんのって、言葉ではいえない生の迫力だった。美しい人だが、迫力のあるいろいろな声がエレジーを歌う。歌声のすばらしさに感じ入った。彼女はチェルノブイリ原発事故３．５�劼里箸海蹐波鑁�している。お父さんがここで働いていたという。またウクライナの地理・歴史そして文学について沼野教授が解説し、ウクライナの国民的な詩人タラス・シェフチェンコについて説明があった。彼女もシェフチェンコの詩を何曲も歌にしている。いずれもエレジーで、言葉はわからないのに泣けるのはなぜだろう。
とにかく私が薦めたいのはナターシャ・グジーさんの生の演奏をどこかでぜひ一度聴いていただきたいということだ。驚くべき声だと思ったし、そのエレジーには生きてきた背景があるのだと実感した。
ログインしてコメントを確認・投稿する