mixiユーザー(id:3885123)

2017年01月22日20:49

76 view

では、どうしましょう?

“原発に最も近い病院”の医師が焼死…次女が語る孤独な闘い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=4396407

医療問題では、よく、「人(医師)を増やせ」「労働環境の改善」などが叫ばれる。
しかし、政府などがそのための予算確保のために税収を上げようなどとすると猛反発をする。
「無駄をなくせ」という。

では、何が無駄なのだろうか?

私の意見を書くと、それは老人福祉介護だ。
現役の救命救急医であり救命センター部長の浜辺祐一氏のエッセーでも本来来るべき20代から50代が減り80、90の高齢者がやってくるようになってきた。
しかも、それまで元気にしていたわけではなく、他の養護施設で寝たきりだったりした老人たちだ。
―ここは、お看取りセンターでも、末期病院でもねぇ!!
そんなやるせない思いが浜辺医師の著作を見ていると聞こえてくるような気がするような気がする。

正直、「長生き=幸せ」という日本人の考えが死に対して歪んだ認識を生んでいるよう思う。
別に「死は開放でーす。みなさん、自殺しましょう」というオカルト的なことを言っているのではない。
老人の延命治療などは本当に正しいのかを我々が考えるべきだということだ。

今、私たちの生活は死とは縁遠い生活をしている。
それ故に命に対して、世界に対して、他者に対して、どこかインターネットやゲーム感覚になっているのではないのだろうか?

私の祖父が去年亡くなったが、医師には「俺は延命治療は受けない」と言ったそうだ。
実際、祖父は薬など飲まず文字通りポックリ逝った。

『自分で考えれば、それは自分だけの文化になる』
これも鬼籍に入った私の好きな俳優の言葉だ。

私も人様に物事が言えるほど偉くはないが、それでも、自分の文化は持っていたいと思う。
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する