飲食店を含む屋内禁煙について

いよいよ国会で法案が通りそうな公共の屋内での禁煙条項。
公共施設や交通機関はとうぜんとして、あれこれ言われているのが飲食店での規制の是非。
商売に差しさわりが出るという人が居るけど、その点については心配いらないと思う。
どこいっても吸えないのなら、条件はイーブンやから客足の増減に関係ないし。
必要なら隔離された喫煙スペースを設ければＯＫとなりそうやから、それを売りにして集客する手はあるけど、そもそも喫煙者自体がどんどん少なくなっていってるだけに、長期的に見れば、それによるメリットはどんどん消えていくはず。
喫煙者の人たちは冷静になって考えてみたらええんちゃうかな。
それが時代の流れであり、むしろそうなるほうが自然なんやで。

いまから３０年前、飛行機の中は禁煙やなかったよね。
新幹線にはいまでは喫煙車が設置されてるけど、昔は逆に禁煙車があったことを忘れてもたんやろか。
飛行機が禁煙になっても、飛行機乗る人は減れへんかったやん。
新幹線かて、タバコ吸えんなったから乗るのやめたって人はおれへん。
地下鉄なんか最初っから禁煙やで。
それでちゃんとやれてるんやから、飲食店で吸えなくなるくらいどっちゅうことないやん。
そんなもんすぐ慣れるし、それで営業が困難になる店があるとしたら、そこには客をひきつける要素がほかになにもないってことなんやないかな。

現実問題、飲食店内での喫煙を禁止にしてくれたらありがたいと感じる店のほうが多いはずやで。
灰皿の用意と吸殻の処理をしなくて済むようになる。
焼け焦げや臭いに悩まされることもなく、非喫煙者とのトラブルの心配も必要なくなる。
入店の際に、おタバコをお吸いになりますかといちいち尋ねる必要もない。
タバコ嫌いな人間からすると、あれを聞かれることがすでに不愉快やったりすんねん。

なんにしても、喫煙者のみなさんはみっともない抵抗はやめたほうがええんやないか。
酒はええんか、車の排ガスはどやねんとかアホな屁理屈をこねたり、そんなにあかんのやったら禁止にしたらええやないかとか逆切れするやつがおるけどね。
いや、しまいにはタバコの害は証明されてない、うちのじいさんはヘビースモーカーやけど１００まで生きたとかいうやつまで。

そいつら全員に聞きたいわ。
君らに子供がおったとして、その子がおっぱい吸うてる横でも吸えるか、その子が中学生くらいになってタバコ吸ってるの見たとき、おまえも大人になったと喜んで受け入れられるか。
もしそれができるんなら、堂々と好きなこというたらええけど、そうやないなら黙ってるべきなんちゃうか。
それが大人っちゅうもんや。