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2017年01月18日09:06

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中二病は世界化しているからウケるかも?どうかな?(笑)

『君の名は。』北米公開へ RADWIMPSによる英語版主題歌も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=4389267
この作品、詳しい批評はレビューに書いているのでくりかえさないが、日本の古典的な死生観(?)やミスティークというかプリミティブな部分と、もっとも現代的なネットとデジタルを、なんとか強引に結びつけようとしている企みはわかる、わかるのだが、最終的には自己肯定と、現実の歪曲というナルシシズムとなっていないか?ラストシーンの再会ははたしてハッピーエンドなのか、それだって夢の一部であって、あの田舎町は隕石の落下で消えているのだ、ということでもあるだろう。それを巧みにメデタシメデタシという方向付けに持って行っている、つまりはこれは美化された中二病ではないのか?と私は思った。

中二病の代表作はいうまでもなくエヴァだが、その発展型というよりも、ポジティブ版というよりも、おなじみの『とりかへばや』つまりは男女の逆転を利用していることで、エヴァの到達点よりもかなり後退している?というのが私の印象。

北米の観客はどうなんだろう?いまやオタクは世界語となって、世界に拡散しているから、ネットの孤独感に苛まれている人たちにとってはウケるかもしれないが、ジブリでアカデミー賞とれたのは、千と千尋のみ、つねにディズニーが規範となる、若者のまま成熟を経ないで老成した(というのは、あのレヴィ=ストロースの名言)北米で、共感を生むのだろうか?

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