アマラ 先生が贈る竜と猫、そして人間が紡ぐファンタジー作品に続刊が登場。火吹き竜に
育てられた猫たちが巣立ち、出会った人たちと送る活き活きした日々の様子を描きます。
(イラスト:大熊まい 先生)
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http://tkj.jp/book/?cd=02656401 】
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http://ncode.syosetu.com/s5614b/ 】
「猫と竜」「黒猫と王子」「白猫と少女」「母猫と少女」とプロローグで前巻の登場人物
を振り返ってくれる気配りが実にありがたい。すんなりと各短編へ入り込んでいくことが
できます。個性豊かなキャラクターたちを思い出すだけで微笑ましい感情が想起されます。
王子の世間知らずぶり、ぐうたら少女のゆるやかな成長ぶり、新米教師のヘタレぶり、と
連れ添う猫たちとのやりとりが楽しい各々の物語。それらが「魔法学園」キーワードで
繋がりそうな雰囲気に続刊への期待が高まる次第。宝島社さん、よろしくどうぞなのです。
もちろん、振り返った以外の猫たちも登場します。“ヤジュウロウ”の風来坊ぶりが好み。
そして母猫がついに動き出す。アークデーモンと「羽のおじちゃん」のリアクションが
同じなのに思わず笑みが。威厳もへったくりもない。母は強し、ですがこちらも如何に。
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