箱根、ジジババ旅

義妹（夫の妹）は昨年、2度の開腹手術を受けた。
やっと最近、比較的普通の生活が出来るようになってきた。
夫は寒いせいかとみに外に出歩かないようになってきている。
心配した下の娘が、義妹の快気祝いと称して親孝行でジジババ
1泊旅行を企画実行してくれた。いつものジジババ旅行はずいぶん
久しぶりだし、娘も同行したから平均年齢がぐんと下がった。

金曜日午後立ちで、箱根の強羅には日暮れ頃着いた。

ホテルの窓から見える、暮れなずむ山の端に丸い白い月が煌々と照りだし
遠くには相模灘が見える。向こうの街の灯はどこだろうか？
テレビも見ずに、女3人で積み木ゲームに興じ、夫は早寝。

よく早朝、6時に目覚め、お風呂に入り目をしゃっきりさせて
6時半、厚着をして外に出てみる。まだうす暗い。この辺は
谷間なのか朝が遅そうだ。白い息を吐きながら坂を30分登ると
早雲山のケーブル駅に出た。ちょうど日の出だ。




富士山の御来光ではもちろんないのだが、山からあがる
陽はなんとなくありがたい。

9時、寒いを連発する年より二人を励ましながら、大涌谷へ。
ジェット機の音のようにゴーゴーと噴気を上げる展望台へ
二人を誘うが、土産物やから外へ出たがらない。
　　
手にもっているのが有名な黒玉子。
ここからの富士山は実に大きくて素晴らしいのだが
今日はあいにく頭が見えない。





ロープウエイに乗って桃源台へ。海賊船に乗るためだ。
いつもはエコノミークラスだが、今日は娘が特別室を買ってくれた。
いい気分なものだねえ。





元箱根で下船したら、雪が舞い始め、寒くて元箱根見物は
省略して、すぐバスで箱根湯本へ向かった。
箱根湯本は観光地でたくさんの人が歩いている。
半数が中国人なのではないかと思えるほど中国語が
飛びかっている。ありばばは赤い橋で踊っていたら
娘が望遠で撮ってくれたらしいのを公開します。
きょうのありばばの楽しい気持ち。

きょうは寒気団が降りてくるらしいが、その後の春を期待して
赤い椿を届けます。