昨日会社帰りに映画見てきました。
こうの史代さんの「この世界の片隅で」。
こうのさんの作品との出会いは「ぴっぴら帳」からなので、結構長いです。
「ぼおるぺん古事記」はまだ読んでないけど、ほぼ読んでるかな。
広島出身で、広島を描いた作品も多いので、親近感湧きます…私、横須賀市民を豪語してますが、呉生まれなんで。
(ついでに言うと、こうのさん私と同じ学年です。私は早生まれですが…この人の赤ちゃん時代の目線で描いた日記のような作品で、私の生まれ年の4月、広島は季節外れの大雪だったと初めて知ったよ)
さて、作品はもう知っているので、アニメがどうだったかというと…タッチも雰囲気もこうのさんらしい作品でした。ほぼ満足。
ですが、やっぱりアニメは漫画のテンポを踏襲できるはずもなく…ちょっと早すぎる感じ。
あの独特の間を大切にしたら、劇場アニメにはとうてい収まらないけど。
呉が舞台だったので、私には3歳までの記憶を盛大に思い出させてくれる作品でした。
アニメだから背景がしっかり描かれていたことも大きい。
そうだね、呉のタンポポは白いんだよね、とか。
私も山のほうに住んでて…とにかく坂がすごくて…三輪車で遊ぶのは恐怖だった。(がーっとバックして側溝にハマって止まる…坂が多いのは横須賀も同じ)、山に登った時の風景、こんなだったな、とか。
近所の人がしゃべる、まるっこい響きの広島弁がなつかしかった。横須賀に越してきてすぐ幼稚園に入った時、横須賀の言葉の響きが怖く感じたのを思い出した。(広島弁、男の人が方言で激高するとめっちゃ怖いですけどね。笑)
ま、呉でも横須賀でも(ついでにちょっとだけ住んだらしい舞鶴でも)軍港だけに、海に浮かぶ戦艦や潜水艦のある景色は同じですけど。
時代は違うけど、なつかしさを感じる作品でした。
呉、近いうちにオカンと行ってみようかな。
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