東京ではすでに昨年からやっていて川崎で新年7日から始まったので、チネチッタへ見に行きました。
マイルスは一度もLiveを見たことはなく、唯一、新宿の都庁ができる前の空き地に野外ステージを作ってFunkの頃の彼のLiveを中継したTVをみただけでした。 まして私がJazzをマジで聞きだしたのはここ10年にすぎないし、マイルスだって、初めて聞いたCDはマイファニーバレンタイン、ポギー&ベスと死刑台のエレベーターのLPでしたし、CDで買ったのもBug'sGrooveでした。その後はプレスティジの4枚、それからその頃にでたビッチズブリューのExtended、In a silent way, 日比谷野外のLiveとか、かなり聞いた事がありました。TUTUのExtendedも買ったけど、好きでした。
マイルス好きな人は全部もって、海賊盤ももっててという方が多いですが、私はRock/Bluesがメインなので、そこから聞き始めたにすぎません。それでもハービー、ロン、トニー、ウエインの頃とか或いはコルトレーンとかレッドガーランド、ポールチェンバースの頃って好きでした。
ちょうどこの映画の初めに移る アガルタのLiveの映像(日本人の観客?が映っていますが、それにマイルス役のドン・チードルが入っているから作り変えているのでしょう)の頃の音は聞いてなかったし、それから70年代末までの大変な時期をこの映画が見せているというので見に行ったわけです。
結果は、いままで見たJazzの映画というのはRound Midnightしかなかったので、(あれにも最後の店のシーンにハービーでてましたね?)
こういうのを映画にするのもありかと。本当に危ないBlack映画という感じでした。薬とGambleがヤバイでしょう?
でも最後のシーンですべては満足となりました。
マイルスアヘッドの公式サイト
http://www.miles-ahead.jp/
映画の最後で、マイルスが復活していわゆるエレクトリック・バンドがライブするシーンになるのですが、特にドン・チードル演じるマイルス・デイビスが、映画音楽も担当したロバート・グラスパー(東京初日は舞台挨拶にでてきたんですね、来日してたから)、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ゲイリー・クラークJr, エスペランサ・スポルディング、アントニオ・サンチェスという今の音楽シーンを牽引する豪華アーティストたちとの共演を果たした「ワッツ・ロング・ウィズ・ザット」は、マイルスの精神が今も受け継がれていることを証明する象徴的なナンバーとなっている。映画本編中の演奏シーンで実際にトランペットを吹いているのは、ディアンジェロとの共演でも知られるキーヨン・ハロルド。
しかしギターのゲイリー・クラークJrにはびっくり、セミアコもった背の高い黒人がGなのでよく見たら、彼ではないの。こういう音も出せるのだと感心しました。
彼が主張する"Social Music"を俺はやってるんだ!というのも何かわかるような。。。
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