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2017年01月08日23:58

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吹き初め、交響曲聴き初め、マーラー聴き初め、演奏会梯子初め、マーラー梯子初め(付録・すた丼初め)

今日は午前中に本年のクラリネットの吹き初めをしました。
くるみ割りの花のワルツのソロを10回練習しましたがん?てなくらいに指が痴呆ってました

そのあと午後に演奏会の梯子をしました。

梯子その1

〇国立マーラー楽友協会New Year Concert 2017 (2016年度)
開演:2017年1月8日(日)15:30
会場:一橋大学兼松講堂
曲目:マーラー/交響曲第9番ニ長調

昨年暮れの一橋大コンマスOBの追悼演奏会から間をおかず一橋大卒団すぐの若手によるマーラーの9番である。
生気が漲った演奏で、はっきり言って追悼演奏会より良かった。
ここでのマーラーは、数年前の楽友協会のプログラムにも書いてあったように、死の予兆とか死ぬ気は全くなく、大地の歌のような形而上的な死への怖れと憧憬もなく、ヨーロッパとニューヨークを行ったり来たりして精力的で忙しい状況を反映しているかのようだ。
聴衆が少なかったこともあろうが、シーンとした中でさざ波のように始まる開始、先鋭な印象の冒頭楽章、散漫さのない第2楽章、腰が浮くほど前向きで戦闘的ですらある第3楽章、弦楽器の熱さが死よりも生の永続性のようなものを感じさせた終楽章など、どこをとっても明日を見据えた後ろを振り返らない演奏だったと言える。
(このまま第10でも妻の浮気などで熱くなっているうちにいつの間にか寿命が来て第10の第5楽章で朽ちる肉体に怒り狂っているのが一層哀しいのである。)
本日の演奏ではクラリネットの首席の席に座っている女子が良かった。(それにしても管打楽器の女子率の高さ(6〜7割)は時代の趨勢を感じさせる。)
なお弦楽器は対向配置であった。

梯子その2

〇東京ユヴェントス・フィルハーモニー第14回定期演奏会
開演:2017年1月8日(日) 18:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目:
ブラームス/アヴェ・マリア Op.12 -女声合唱と管弦楽のための-
ヴォルフ/妖精の歌 -女声合唱と管弦楽のための- (※)
マーラー/交響曲第3番 ニ短調 (★)
アルト:谷地畝晶子(★)
ソプラノ:首藤玲奈(※)
合唱:オルフ祝祭合唱団(合唱指揮:谷本喜基)(★)
児童合唱:中央区・プリエールジュニアコーラス(合唱指揮:古橋富士雄)(★)
管弦楽:東京ユヴェントス・フィルハーモニー
指揮:坂入健司郎

ラフォルジュルネ地下のイタリアのハロルドと昨年の舘野泉傘寿記念演奏会伴奏以来の坂入/ユヴェントス。
本日はブラームスとヴォルフは遅参で聴けなかったためマーラーのみの感想。

マーラー/交響曲第3番
会場の音響に助けられた点もあるが、北欧的な雄大さを感じさせる演奏で、さながらニールセンを聴いているようだった。
弦楽器は対向配置で打楽器も左右に分配(確かにそういうところはニールセンの不滅っぽくもある)立体的な音響と柔らかな聴き口のホールの響き、高所のポストホルン、児童合唱を前面に立てて女声合唱が奥の配置、いつの間にか現れていつの間にか去るアルト、そういうフィヨルドの高い崖の上の城のような卓抜な舞台設計のもと、全体としては神的な超越よりも人間的な温かさとせわしさを表現して余りある。
歌唱はアルトが合唱を完全に制する珍しいパターンだった。
鎌ぶらオフの時にけっこうけちょんけちょんに言われてた印象があったのですがこのオケあってのこの指揮者(逆もまた真)なのでこういうハマるときは演奏もハマるものだ。
個別では久々に完璧なトロンボーンのソロの長回しを聴いた。ポストホルンもよい。
西湘フィル、なごみ管でお世話になったコントラバスの布施くんに挨拶をして帰りました。

なお、梯子その1に行く前に生まれて初めてすた丼というものを食べました。
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