今年になって初めての図書館の映画上映会に行ってまいりました。
朝9時前に家を出て、白金高輪へ。バスター・キートンの映画を2本観ました。
午前10時半、高輪図書館の映画上映会でバスター・キートン監督の「キートンの大列車追跡」を。
午後2時、エドワード・セジウィック監督の「キートンのエキストラ」を観ました。
川本三郎 Χ 筒井清忠の対談集「日本映画 隠れた名作/昭和30年代前後」を読み終わる。
☆「キートンの大列車追跡」(1926)監督 バスター・キートン、クライド・ブラックマン 出演 バスター・キートン、マリアン・マック、グレン・キャベンダー
南北戦争の中。機関車ジェネラル号を恋人同様に愛する機関士ジョニー・グレイは、恋人を乗せた機関車を列車ごと北軍スパイに奪われて、彼女と機関車を取り戻すために獅子奮迅の大活躍をする……。
チャップリン、ロイドと並ぶアメリカの喜劇王バスター・キートンの代表作品の一本。もちろん、サイレント映画であります。
…芸風は、やっぱりチャップリンのほうが好きだなぁ。
しかし、当時のスラップスティック・コメディのとんでもない体技には驚かされますが、この映画のスケールはこれまた大きい!
機関車を何輌も使って、しかもラストでは「戦場に架ける橋」ばりの橋梁倒壊シーンには、度肝を抜かれます!
☆「キートンのエキストラ」(1930)監督 エドワード・セジウィック 出演 バスター・キートン、アニタ・ペイジ、ロバート・モンゴメリー、トリクシー・フリガンザ
町の美人コンテストに優勝したエルヴァイラの、マネージャーであるエルマーは、彼女の母親と3人で彼女を女優として成功させるためにハリウッドに売り込みに向かうのだが……。
キートン初のトーキー映画であります。…しかし、キートンがガンバればガンバるほど、もう “ 過去の人 ” という感じがして痛々しい!
もちろんトーキーだから台詞もしゃべるし、それどころか唄を歌ったり、ダンスも踊ったりして多才なところを見せつけるのですが……。
一本の映画としては非常にゴタゴタしていて、そのわりには面白くない。ちっとも笑えない。
しっかりミュージカル風の味付けがしてあり、そこだってソコソコのレベルなんですけど、ね〜。…なんだか、ツマンナイんだな。
フレッド・ニブロ監督が本人役で出ていた!…これには、チョイと感激しました♪
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