This is Honda TAKEHIRO HONDA ( ART UNION )
1. 恋とは何か君は知らない ( You Don't Know What Love is )
2. バイ・バイ・ブラックバード ( Bye Bye Blackbird )
3. ラウンド・アバウト・ミッドナイト ( Round About Midnight )
4. 朝日の如くさわやかに ( Softly As In Morning Sunrise )
5. ホエン・サニー・ゲッツ・ブルー ( When Sunny Gets Blue )
6. シークレット・ラブ ( Secret Love )
本田竹曠 ( p )
鈴木良雄 ( b )
渡辺文男 ( d )
十指入魂
この本田竹曠さんは岩手県出身で国立音楽大学卒業後21才でプロのジャズピアニストとして活動を開始し、23才で自己リーダーのピアノトリオを結成しました。その後28才で 渡辺貞夫カルテットに抜擢され、33才でフュージョングループのネイティブ・サンを結成したり、常に日本のジャズシーンに於いてトップピアニストとして活動を続けました。その彼が早稲田ジャズ研出身でニューヨーク帰りのバリバリのベーシスト、鈴木良雄さん、渡辺貞夫さんの実弟でトップドラマーの渡辺文男さんと1972年、27才でレコーディングしたのがこのアルバム"This is Honda"であります。試聴でお聴きのように若さに溢れノリにノッタ演奏は、正にジャズピアノの真髄に迫るものであり、そのグルーブ感は オスカー・ピーターソンや レッド・ガーランドをも凌駕するものであります。このようなアドリブを展開する彼は全くジャズの申し子といえるでしょう。この全く素晴らしいアルバムは1973年の第7回スイング・ジャーナル選定ゴールド・ディスクを獲得し、同時にジャズ・ディスク大賞最優秀録音賞を受賞しております。
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