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2017年01月03日22:59

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母の施設初め、コンサート聴き初め

本日は母の施設に行って母に年賀の挨拶をしました。
昨日鎌倉で買った半月をお土産に持って行きました。
箱根駅伝で青山学院大がテープを切るまでいました。

本日はそのあと下記のコンサートを聴きました。

〇《響の森》vol.39 ニューイヤーコンサート 2017
開演:2017年1月3日(火)15:00(14:20開場)
会場:東京文化会館
曲目:
チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ボロディン/歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽:東京都交響楽団
指揮:垣内悠希

ニューイヤーコンサートという名のコンサートを聴くのは何年ぶりかです。

チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ボロディン/「だったん人の踊り」
(みた範囲)12-12-10-8-5の弦編成なので比較的ライトな音響でしたが、そのぶんシャープさが増し。特にボロディンはクリュイタンス/パリ管を彷彿とさせる。

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
本日はこれを聴きたくて来ました。
ショパン弾きとして著名な小山実稚恵さんですがじゅ。的にはラフマニノフ弾きだと思っております。
特にP協3番は彼女の十八番ではないでしょうか。
冒頭の短い管弦楽の演奏の直後のソロからググッと演奏に引き込まれる。というか引きずり込まれる感じ
ひじょうに抑制的で派手さはない出だしであるがソロのカデンツァの頃には軽やかな華やかさとは違うブルドーザーで荒れ野を押し進むようなピアニズムで重心の低い方向に根が張り巡らされるような感じである。それは管弦楽との競奏ではなく深さの協奏の作業と言ってもよい。(管弦楽が軽めの音響設定なのも適度な対等・協奏感を醸し出している。)
しかしこの、燻し銀のような、ビターな演奏と曲が第2楽章を変曲点として終盤に向け強烈にロマンの光輝を放ってくるところが素晴らしい。それは前期ロマン派のシューマンのような味わい深い響きとなって聴く者の耳から心を包み込む。そしていつの間にか超絶ハイテクのピアニズムは心の襞を映す動きに隷属して心揺さぶる深い感動の扉を開くのである。
すこしジーンとしました。

アンコールがラフマニノフのパガニーニ狂詩曲の第18変奏という気の利いたすばらしさでした。
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