平成二十九年の年頭にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
旧年中は「皇統の未来を守るオフ」やニコニコ生放送「my日本Spread+教育」などを通じて皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。本年も引き続き宜しくお願い致します。
十二年目を迎えた「皇統の未来を守るオフ」については、活動内容・開催頻度等の抜本的見直しに着手し、皇統護持・皇陵奉護の活動を継続して参りたく存じます。
昨年四月から単独で配信・出演することとなったニコニコ生放送「my日本Spread+教育」については、内容の充実はもちろん、技術面やデザイン面での改善にも留意しつつ、今後も視聴者とともに学びを深めていきたく存じます。
さて、昨年四月三日には、第一代神武天皇の崩御より二千六百年目にあたる式年祭が、奈良県橿原市の畝傍山東北陵(神武天皇山陵)にて天皇陛下御親祭のもと斎行されました。我々も「皇統の未来を守るオフ@神武天皇二千六百年式年祭」と称し、当日現地での参拝および天皇皇后両陛下奉迎活動を実施したわけですが、かくも重大な節目の祭儀が、一般社会や報道は言うにおよばず、いわゆる「保守」層においてすらほとんど関心を集めていなかったかに見えたのは、誠に残念な次第でありました。皇室へのゴシップ的興味が昂揚する一方で、皇統や国体といった歴史的御存在としての皇室への関心は薄らいでゆくという、今日の我が国の情況を表しているものと言えるでしょう。
また、昨年八月八日には、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(表題:宮内庁)」の放映を謹んで視聴申し上げました。優渥なる聖慮を拝し奉り万感胸に迫るものがありましたが、世上には寡占メディアによる“生前退位”なる無礼きわまりない言葉が飛び交い、あまつさえこれを期にいわゆる「女性天皇」「女系天皇」や「女性宮家」の法制化を企む賊徒らがまたぞろ蠢動するなど、ここにもまた、皇室への興味と不敬と無知とがないまぜとなった、いわば「『テレビでみる皇室』と『歴史上の皇室』との国民意識のうちにおける分裂」を感じざるを得ませんでした。今後の政府等による対応が、皇位の重みや皇室の御尊厳、歴史・伝統との一貫性を損なうものとならないか、注目してまいります。
上述したような、「『テレビでみる皇室』と『歴史上の皇室』との国民意識のうちにおける分裂」は、例えば神聖なる皇室御陵墓を、単なる「古墳群」としてユネスコ世界文化遺産に登録しようという昨今の動きにも直結しています。かかる分裂の溝をわずかずつでも埋めていくこと、それを自らの使命として、今年も諸活動に取り組んで参る所存です。
本年が我が国にとって、また皆様にとって幸多き年となるよう切に願います。
天皇陛下萬歳
平成廿九年 一月一日
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