いつか終わる始まり

あとわずかで2016年も終わります。
思えば今年も沢山のことが終わり、そして同じだけのことが始まりました。
始まりのあるすべての物事には必ずいつか終わりがあるものです。
そしていつ終わるか、どう終わるかと云うのは、選べないことが実に多い。
予想だにしていない終わり方をするようなこともあります。
終わってから気づいても後の祭り。
だから、「逢いたい！」と思ったら、そしてそのチャンスがあるならば、その時に逢っておかないと。
いつか逢えなくなってしまって、そのとき「ああ、あのとき逢いに行っておけば…」と思ってももう二度と逢えないかもしれないのです。
そんな出会いや別れが今年もいくつかありました。
自ら手放してしまって残した悔いもあります。
でも、今年はそれに相反するような大きな気づきの年でもありましたね。
期せずして終わってしまったことでも、また改めて始めることができることもある。
いつか終わってしまったこと、二度と逢えなくなってしまった人。
またいつか始めることができると、またどこかで逢うことができると、信じてみたいです。

これまでに歩いてきた９９の道や
これまでに選んできた９９の分かれ道
そのどれもが正しかったなんて今の僕にも言えやしないけれど
でも何もかもが間違いだったなんて思いたくない
きっと何かが正しくて、何かが間違っていて
それはいつか歯車の噛み合わせによってわかるのかもしれない
潤滑油を必要としなくてもくるくるとまわってくれるか
いくら油をさしてもぎしぎしと鈍い音が消えてくれないか
パチンパチンとはまるジグソーパズルのピースのようになれているか
無理矢理ねじ込もうとしてもはまらんものははまらないもの
ここから伸びていく９９の道
ここから広がっていく９９の分かれ道
どうなんだろうなぁ
「とはいえ暮らしの中で、今動き出そうとしている、歯車の一つにならなくちゃなぁ」
さぁ、次はいよいよ１００通り目の道

今年一年間お世話になりました多くのみなさま本当にありがとうございました。
今年は人生初入院＆手術などもありましたが、無事今年を生き抜くことができましたのもひとえに僕を取り巻いてくださったみなさまのお陰です。
もしかしたら、いや、もしかしなくても、来年もご心配やご迷惑をおかけすることあるかと思います。
変わらず関わっていただけたら有難く思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。