カイルの子犬時代のことは知りません。
最初の名前も知りません。
なぜ、虐待され、ブリーダーさんが再引取りをすることになったのか、その経緯も詳しくは分かりません。子犬はかわいいけど、手がかかります。それを理解せずに飼い始めた結果、持て余したのかもしれません。
などと、エラソーに言っていますが、犬飼い初心者にとって、トラウマあり・ストレスフル状態の成犬は、ホントたいっへん！！でした。（いやもう、持て余しましたとも！）
いや、今でもじゅうぶん大変なのですが、８ヶ月経って振り返る余裕だけは出てきました。（ありがたや〜！）
「犬を飼う」とは、言葉上では、食餌・水を与える、快適な生活空間を提供する、毎日散歩に行く、しつけをする、一緒に遊ぶ、うちに信頼関係ができてきた・・・ということになるのでしょうか？
私の中では、大学時代の馬術部にいた犬たちが理想の犬でした。半野良、自由犬。いつでもなんとなくそばに居て、だいたい寝ているけど知らない人が入ってくるととりあえず警戒する、部室には入らない、馬の散歩に勝手についてくる、授業にも勝手についてくるけど邪魔にならないように寝ている、でも、呼んだらちゃんと来る、などなど・・・。
今だから分かりますが、馬術部の犬たちは、犬にとっての理想の暮らしをしていて、多少部員のいたずらがあるものの、基本的にストレスフリーだったのだと思います。
連れ帰った当時のカイルは、彼らとはまったく反対、ストレスフルな状態でした。
狭いケージに入れられたまま散歩をしたこともなく、人と関わりもフードと水、排泄物の処理のときだけ、つまり、ただ生きているだけという生活だったわけです。このような飼い方をされている動物にストレスがないわけがなく・・・。
やっぱり、後から知りましたが、こういう飼い方をされていると脳が正常に発達しないみたいです。
カイルのストレス状態で、とくにひどかったのが
・下痢が続く
・常に興奮していてパンティングが多い
・落ち着いて寝ない
・やせている
・毛並みが悪い、バサバサ、フケが多い（←フケって、ストレス軽減で減るんですね！）
・人が見えなくなると、遠吠えをして呼ぶ
などでした。
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