来年から中央競馬で落馬再騎乗が禁止される。
とはいえどもそれに成功したケースはほとんどない。
しかし成功したケースで下手をすれば不成立になりかねないケースが昔あった。
昭和45年に行われた第5回阪神障害S・春(現:阪神スプリングジャンプ)である。
この時の出走馬はわずか4頭と寂しいレースとなったのだが、
このレースで向こう正面2つ目の生垣障害で先頭を走っていたツキヒデキングは
無事クリアーしたのだが、2番手を走っていたブゼンジョオーがバランスを崩して
激しく転倒(そのまま即死に・・・)、その後ろにいたダイニトップレディと
ランカスターが避けきれずに落馬となった。このままいけば連勝式不成立と
なるところだったのだが、ダイニトップレディに騎乗していた高見常正騎手が
すぐに捕まえて再騎乗をして先にゴールしたツキヒデキングから遅れること
2分近く遅れてゴールをして不成立を免れた。
また記憶が新しいところと言えば平成13年・第3回中山グランドジャンプ。
大竹柵障害を超えて再びバンケットを通過して大生垣障害に向かう手前のバンケットで
先頭を走っていたランスルーザターフが芝生に脚を取られて転倒。その後ろにいた
コバノスコッチとチアズニューパワーが巻き添えで落馬。さらにそれを避けようとした
NZから遠征のランドがバンケットの下りでやはり足を滑らせて転倒したが、
すぐに騎乗をしていたエディ・ラム騎手が捕まえて再騎乗を果たし先にゴールした
ゴーカイから遅れることわずか20秒でゴールイン。場内からは大きな拍手が起きた。
落馬再騎乗が禁止されてそういったシーンも見られなくなるのだが、
安全を考えると致し方ないところだろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する