職場に顔の綺麗な女がいる。
外見に伴う、派手な異性関係を見聞きする度に、
ふと、少し前に深夜、寄ったドンキのレジの女の事を思い出す。
小さな目に、トナカイみたいに、赤い鼻。
手入れされていない髪。
男とは、縁が殆んど無いだろう。
何かが言いたい訳じゃないんだけど、
生まれついての不平等を考える。
顔が良ければ、甘く。
悪けりゃ辛く。
自分だってそうだ。
頭は薄い、鼻は豚っ鼻。唇は、分厚く。体臭は臭い。
けれど、一芸を持っているから、まだなんとか自分を保ってる。
言いたい。当てつけのように。
だけどそれを言ってしまったらいけない気がする。
世の中は勿論不平等で、辛い事が多い。
そーいうもんと、自分なりに付き合って、少しずつ変わって行く。
終わりなんて無いだろう。死ぬまでそれの繰り返し。
年重ねて、皺や肉のたるみが出ても、心は脱皮を繰り返してフレッシュなままでいたい。
そうなるよう心がけよう。
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