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2016年12月27日22:47

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聞けず

今日、静岡から種苗会社の担当者・・・だと思っていたら、
名刺を見ると種苗会社の代表取締役をやってる人だった。


今作っている品種についての問題点を列挙され、
とは言っても種や苗を売りたいはずだから、
その後はおすすめ品種についてのセールストークになるのだろうと予想していた。


相当な知識と経験があるのだろう。
とても自信のある口調で、
今作っている品種について問題点をはっきりと言われ、
「品種選びが全て」
と何度も言うので、おすすめ品種がいつ来るかいつ来るかと待っていると、
全然教えてくれない。


教えてくれないので、「8月定植で良い品種は何ですか?」と聞くと、
「どんな出荷規格を目指すのかが明確にならないと、教えるのは難しい」
つまり、出荷するとき、長さは何cmで花の大きさはどれくらいで、何枝で何輪必要で・・・という、
目指す花の形が明確にならないと、おすすめの品種を特定できないと言う。

正論なのだが、まだ新米生産者であって、
ある程度の品質の物を、ある程度の確度で作れれば良いレベルであって、
そんなこだわりを明確にできる状況ではない。
それは伝えているのだが、
その道のプロとしては、中途半端な品種をすすめられないのだろう。


それでも、間を置きながら何度か質問していると、
「ピンクなら○○かな」
といくつか教えてくれたのだが、
「ただ、みんなが作っちゃってて、つまんないんだよ」
と言う。
「みんなやっている」と言われてしまうと、へそ曲がりとしては、作る気が失せるので、
結局、品種についての有力な情報は得られなかった。


やっぱり自力で研究・実験するしかない。


ただ、面白い話も聞けた。

「大きい市場で高値で売れてるのは、ほとんどが個人生産者だよ」
とか、
「一般的な出荷規格にとらわれる必要はない」
という話。

グループで出荷している生産者より、
新品種に挑戦したり、作り方の研究をしている個人生産者の方が、
良い花を作り、高値で売れていると言う。

それはとても心強い。


ただ、そこまでの道のりはまだとても遠い。
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