あらすじ
二重鍵状の館"ダブルトーラス"。警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、そこへ向かう。だが彼を待っていたのは二つの密室殺人と容疑者となった十和田の姿だった。
堂シリーズ2作目。
シリーズとしての歯車が回りだす――。
十和田は容疑者として、宮司は十和田がどのように人を殺めることが出来たのか、一生懸命考察する。
そして至った、結論。
十和田は皆の前で宮司の考えを補足しながら、結論を導き出す――。
結構、宮司・十和田はいいコンビである。
物語りも終わりを向かえようとするが、最後の章で大いなる転換へと舵を切る。
謎が謎を呼ぶ終わり方に、大いなる胎動を感じた――。
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