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2016年12月24日08:24

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12月24日の誕生花・ヤドリギ

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12月24日の誕生花と花言葉は、モミ(昇進・時間・永遠)、クリスマスベゴニア[冬咲きベゴニア)](片思い)等々があります。今回は、寄生木[ヤドリギ]を取り上げます。花言葉は、「忍耐強い・困難を克服する」です。



ヤドリギ[ビャクダン科]科ヤドリギ属の植物です。ヤドリギは北海道から九州、朝鮮・中国に分布する寄生性の常緑樹です。エノキ・ブナ・ミズナラ・クリなどの落葉高木に着生し、寄生します。果実は鳥によって散布され、果肉は粘液を含んでおり、枝などにひっついて定着します。発芽したヤドリギは根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収し成長します。葉 は肉厚で対生。茎は二股に分かれ、折れやすいので、強い風が吹いた後などでは、折れて落ちていることもあります。早春に枝先に黄色い小さな花が咲きます。
着生した木は落葉しているにもかかわらず、常緑を保つヤドリギは、古代の人々にとっても驚きであったようで、ヨーロッパ各国でセイヨウヤドリギの土着信仰が発生し、儀式に使われていたようです。例えば、レーザーの『金枝篇(きんしへん)』で取り上げられた、古代ケルト人のドルイド教では年初の月齢6日の夜、ヨーロッ パナラに着生したセイヨウヤドリギを切り落とす神事があったり、北欧では冬至の火祭りに光の神バルデルの人形とセイヨウヤドリギを火の中に投げ、光の新生を願う風習があります。春の女神や光の精の象徴として、常緑のヤドリギを室内に飾る風習は、クリスマスと結び付き、現代にまで残っています。
日本でもヤドリギは、常緑信仰の対象とされ、万葉集の中で、大伴家持(おおとものやかもち)は、
「あしひきの山の木末(こぬれ)のほよ取りて挿頭(かざ)しつらくは千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ」
と、詠んでいます。「ほよ」はヤドリギの昔の呼び名です。

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