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2016年12月20日22:31

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そんな“花相撲”みたいなイベントに本腰を入れたところで……。

■【侍ジャパン】WBC参加メンバーの一部を先行発表…大谷、中田ら18名
(ベースボールキング - 12月20日 14:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=4350731
2006年に第1回を開催して今年が10周年、来年に予定の次回で第4回となるWBC(World Baseball Classic)の日本代表選手の第一陣となる参加メンバーが、発表になりましたか。やはりと言うべきか、二刀流でお馴染みの投手は大谷翔平はじめ日本シリーズを制した日ハムの選手が5人選ばれたりと主力級の選手が選ばれているようで、第3回で達成できなかった優勝に向け本腰を入れて、と言うところだと思いますが、今回も3月の開催となるWBCについては、MLB、NPB、 KBOなどのプロリーグ公式戦開幕直前と言うタイミング故と言うこともあり、正直、盛り上がるどころか「ここで負傷してリーグの公式戦に影響する事態になっては堪ったもんじゃない」と言う声が特にMLBの各チームから聞かれるようになり、このイベントがいつまで行われるのか、次の第4回を最後に中止を余儀無くされるのではと言う意見も少なからず聞こえて来ている印象がありますね。
事実、前回の第3回ではYankees一塁手のMark Teixeira(今季一杯で現役引退)のようにWBCの試合で怪我をして回復が遅れる選手が相次ぎ、その声をなおのこと大きくしているように思えます。MLB機構とMLBの選手会が一緒になって立ち上げ、MLBの国際化戦略の一つとして行われたWBCですが、過去3回、主催国でありMLBの“お膝元”である米国が決勝進出を果たすことはなく、優勝したのは第1回、第2回が日本、第3回はドミニカ共和国と、米国にとっては“おいしい思い”のほとんどない大会なのがWBCだというのが現実なのでしょうね。
大相撲で言うなら“花相撲”、つまりはエキシビションマッチのようなイベントとも言え、本場所前の巡業、あるいは本場所以外のトーナメントマッチみたいな位置付けと言って良いのではと思います。 故に、勝つことが真の名声になるような大会になり得ておらず、加えてスプリング・トレーニングキャンプで身体を作り上げるべき時期にこうした大会をやると言うこと自体、些か無理な話だと思いますね。大相撲の力士は本場所で勝ち越して好成績を挙げなければ番付は上がらず、巡業や稽古などでの怪我で休場して番付を降下させることにもなるわけで、レギュラーシーズンをしっかり戦わなければプレイオフも優勝も望めないのは“自明の理”でしょう。
そう言う状況にあるのがWBCであり、参加へのリスクもずいぶん指摘されている中、(過去2回の優勝経験のある)日本があまりに釈迦力になって国際試合だ、世界決戦だと躍起になるのも、かえって滑稽に見えるようになるかもしれません。日本代表サイドとしてはMLBにいる日本選手をも組み入れたいとの思いが相当にあるようですが、田中将大(Yankees)や前田健太(Dodgers)など、日本選手が所属するMLBの各チームが選手を“二つ返事”で日本代表に派遣させることがどれだけあるのか。それこそ、見ものだと思いますね。
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