実施してる市町村、「全国でも無料化したらいい」という思いでやってるんじゃないぞ。
北海道しかわからないが、ここに載ってる実施市町村、すべて過疎地だ。
「子育て世帯」を呼び込みたい、というしっかりした「目的」が先にあって、
「うちの町はちょっと不便だけれど、
うちの町に住んでくれたら、小中学校は給食費無料です。うちは子育て応援する町です!」
と、他所の地域との差別化を図り、アピールしているわけですよ。
そのために、自治体の予算からお金を出してやっているのですよ。
全国津々浦々(特に都市部)が同じような事をし出したら、
こういう小さい自治体が苦しい財政から捻出して頑張ってる方策が台無しです。
全国に広まっちゃったら、逆に小さくて財政苦しい地方自治体でも
「やらざるを得ない」状況になってしまうんです。
だから、全国に広がっちゃだめだし、
特に待機児童が出ちゃってるような都市部は真似しちゃダメ。
「過保護じゃないか」との批判もちょっとちがうんだ。
単純に「子供のための給食費無償化」ではないし、
不便な土地に住んでもらうための「ささやかな特典」なんだからね。
見る側は
「こういう特典を用意して若い世代を呼び込もうとしてる自治体もある」
地方行政のやり方の一つなんだ、って認識も必要。
■公立小中の給食無償化、全国55市町村 朝日新聞社調査
(朝日新聞デジタル - 12月19日 05:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4348204
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