mixiユーザー(id:2606290)

2016年12月17日19:07

516 view

死刑制度は必要だと私は考える

「愛する家族を奪われても死刑反対と言えるか」「命を奪ったら命で償うべきだ」 制度存置訴えフォーラム
http://www.sankei.com/west/news/161217/wst1612170054-n1.html

※この日記では、現在の日本には存在しない仮釈放の無い絶対的終身刑を『終身刑』と書き、現存する無期懲役制度である仮釈放のある相対的終身刑を『無期懲役』と書きます。

【死刑制度は、極刑として現状維持すべき】

どんなに人を残虐に殺しても死刑になることはないと考えたら、残虐な犯罪に走る人間が増えるのではないかと言う懸念は誰しもあるでしょう。
極刑として死刑制度は、現状維持すべきなのです。

【終身刑は、むしろ死刑より残酷である】

人権的観点で言っても、終身刑の方が死刑より残酷なのです。

死刑は、死んでしまえばそれで終わりです。
確かに、刑が執行されるその日まで、いつ自分が殺されるかと怯えないといけないわけだけど、死刑とはそれも含めて『命を持って償う』と言う事でしょう。
一方、終身刑は死ぬまで牢屋に入ってろと言うことであり、仮に犯人が40歳だったとして85歳で死ぬとしたら、45年間ずっと刑務所に入れておくことになる。

無期懲役も相対的終身刑と呼ばれ、一生終わらぬ終身刑に間違いはないんですが、曲がりなりにも仮釈放と言う希望がある。
認められる確率は全無期懲役囚の中で、1/1000くらいの極めて低い確率ですし、最低でも25年以上は塀の中にいないと出来ないと言われていますが。(有期懲役より早く出るのはおかしい、と言う指摘のため)
無期懲役囚が塀の中で辛うじて理性を保ってムショ生活が出来るのは、「仮釈放があるかもしれない」と言う僅かな僅かな希望があるからです。

人はパンと水のみで生きるにあらずと言われるように、「どんなに真面目に務めていても、自分は一生出られない。生きて外の土を踏むことはもう二度とない」となると、精神が崩壊します。
一瞬で終わらせる死刑よりも、じわじわと精神を破壊しながら一生を過ごさせる方が残酷であると言えます。

【現時点では、死刑は合憲であると言われているが終身刑はどうだろうか?】

憲法36条に、「公務員による拷問、残虐な刑罰は絶対にこれを禁ずる」とあります。
これを根拠に死刑が残虐な刑罰であると裁判になった事がありますが、時代の流れによって残虐な刑罰とは何か決まるものであると言われ、合憲であると言われました。

死刑制度合憲判決
http://www.moj.go.jp/content/000053166.pdf

しかし、これが終身刑であった場合どうなるでしょうか。
もし、「生きる事に希望を見いだせない、まるで牧畜のような環境を死ぬまで続けられる終身刑は残虐な刑罰である。受刑者の人権を最大限尊重せねばならない・・・」のような判決が出たら、どうでしょうか。
有り得ないとは言えませんよね。
もし受刑者がインターネットを出来て、ゲームが出来て、テレビやビデオや好きな本が見れて・・・こんなことになったら、どうでしょうか。
それを死ぬまで税金でさせてやらねばならぬとなったら、私はふざけるなと思います。
それならまだ死刑の方がマシだろう、と。

【刑務所内の秩序を保つのが難しくなり、現場の刑務官が更に苦労する。
精神が崩壊した終身刑の囚人を隔離するための施設も必要になり、税金も掛かる】


自分が終身刑だったらと考えると分かりやすいでしょうけど、有期懲役や無期懲役でそろそろ仮釈放がもらえそうって言う人が居たら、嫌がらせするのは目に見えています。
又、「どうせ何やっても俺は(私は)出られないんだ」とタカをくくり、作業放棄や刑務官への反発、周りにちょっかい出して刑務所内の秩序を乱しまくることも目に見えます。
そんな事になると、現場の刑務官も苦労するし、職員をもっと増やさないといけなくなるかもしれない。

それに何より、精神崩壊した終身刑の囚人は他の懲役囚と一緒に置いておくことは出来ないので、隔離する事になる。
そうなると隔離するだけの施設と設備が必要になるし、それを運用する人員も必要になる。
余計にカネが掛かるわけです。

【終身刑のメリットは、『犯罪者が二度と出てこないから再犯の恐れが無い』と言う事くらいだけど、それなら無期懲役でも充分】

上記でも言ったように、無期懲役は最低でも25年以上は塀の中ですし、何より仮釈放はほぼ認められません。
身元引受人がいないとか、塀の中で不真面目であるとか、出所後の見通しが立たないとかでも認められなくなる。
又、どこまで行っても「仮釈放」なので、法務局の職員との定期的な面接もしなければならないし、これをサボると即、塀の中に戻される。
軽微な犯罪でも、即戻される。

無期懲役は、一般に思われているほど軽くないのです。ほぼ、終身刑と同様。
何故かと言うと、昔は仮釈放が比較的認められやすかったため、仮釈放で出てきた懲役囚が再犯を犯すことが立て続けに起きたからです。
なので、現在では相当厳しい基準になっている。
ゆえに、終身刑の導入に躍起にならなくても、無期懲役と死刑の二枚建てで充分であると私は考えます。
5 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031