東京都交響楽団第821回定期演奏会
2016年12月14日(水) 19:00 開演
ドヴォルザーク: ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53 B108
アンコール
イザイ :無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第4楽章
マーラー: 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
指揮 ヤクブ・フルシャ
ヴァイオリン:ヨゼフ・シュパチェク
東京都交響楽団
1、ドヴォ
ソリストは、ジュリアードで学びチェコ・フィルの最年少コンマスになったとのこと。
昨年退団してソリストになったようだ。
さすがはジュリアード出身だけあってテクニックは文句なし。難しい早いパッセージも
難なく弾きこなす。もちろんそれだけでもひきつけるものがあるが
この人の素朴な感じの歌い回しに共感を覚えた。技術だけをひけらかすのではく
お国ものであるドヴォルザークの音楽を丹念に表現しようという意欲にも魅かれた。
最近聴いた協奏曲の中ではベストと思う。
2、マラ1
久しぶりに都響を聴いたが、ここの金管ってこんなもんだったっけと感じるほど
金管がふがいない。特にホルンのミスが目立つ上に音色もいまいち。
トランペットも音が痩せえていて自身なさげだ。弦は悪くなないが、
公務員としての作業をしているという感じだ。
最後は大円団で盛り上がったが、細部はフルシャの意図が空回りしている気がした。
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