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2016年12月12日19:25

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12.12韓国軍事クーデター37周年!

1979年12月12日、韓国で
全斗煥(後の第11-12代大統領)
盧泰愚(後の第13代大統領)らが
「12.12粛軍クーデター」を起こした日から
今日で37周年!

最近、ちと古めの作品(2005年制作)ではあるが
韓流現代史大河ドラマ『第5共和国』を、
思うところあって1話から見返している。

http://mixi.jp/view_item.pl?id=1173060


物語は、朴正煕大統領
(いま、「崔順実ゲート」問題で
退陣寸前に追い込まれている
現大統領・朴槿恵の父親)が、
「韓国の明智光秀」ことKCIA部長・金載圭に
暗殺される事件の描写から始まる。

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実は最近、この金載圭が暗殺実行の数日前に、
朴槿恵が傾倒する崔親子の不正について
朴正煕大統領を諌めたものの、
父親に問い質された槿恵は疑惑を否定して
逆に金載圭の更迭を要求、
結果、娘に甘いパパは金載圭を叱責した…
という新事実が掘り起こされていて、
ひょっとすると金載圭こそ、朴槿恵という人の
本質と背後関係を見抜いていたのでは?
憂国の志士・民主化の先駆けだったのでは?
という可能性が取り沙汰されはじめている。

ハフィントン・ポストの記事より以下引用。
----------
1979年10月26日、朴正熙氏は中央情報部長の金載圭に暗殺されたが、金載圭の弁護人は控訴審で「崔太敏氏の疑惑について朴正熙大統領に進言したが、聞き入れなかった」ことが暗殺の動機の一因だったと主張した。
----------
引用終わり。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/25/who-is-choi-sun-shil_n_12644096.html


11年前の作品である『第5共和国』では
当然、崔太敏・崔順実親子に関する
描写はないけど、上記の経緯を
頭に入れながら観てみると、
金載圭が最後の諌言で口にした
「虫ケラ」という言葉も、従来の定説では
ライバルの車大統領警護室長を
指すと言われてきたけど、本当はやっぱり
崔太敏・崔順実親子のことだったんじゃないか、
と、いろいろ想像が広がって、非常に興味深い。

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全斗煥を熱演するのは、
「韓国のアカデミー賞」と呼ばれる大鐘賞で
3度の主演男優賞に輝いた名優、
イ・ドックァ(이덕화)。

演技が良すぎて、
なんだか全斗煥を憎めなくなっちゃうw

大統領暗殺事件の合同捜査本部長に
就任した保安司令官・全斗煥。

暗殺犯・金載圭の背後関係と
贈賄疑惑を探っていくうちに、
自身がカネの魔力に取り憑かれていく。

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朴正煕暗殺の捜査過程で押収した裏金を、
まるで自分のカネみたいな顔をして
気前良くバラまき始める全斗煥少将w

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朴槿恵お嬢様には、
ドーンと6億ウォン献上しちゃう。

朴正煕=信長、金載圭=光秀、
朴槿恵=お市の方、全斗煥=秀吉?

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このあと、鄭昇和参謀総長から
「公私混同するな!」と
メチャメチャ叱られる全斗煥。

かくして、鄭昇和参謀総長を
「金載圭との共犯容疑」で逮捕して
軍の実権を一手に握ろうと、
最精鋭「白馬師団」こと第9師団の
師団長・盧泰愚らと仕組んだ
12.12粛軍クーデターの大陰謀が幕を開ける・・・

なし崩しのクーデターに
孤立無援で必死の抵抗を試みた
「真の軍人」、首都警備司令官・張泰玩少将。

張泰玩を演じるキム・ギヒョン(김기현)、
何回観ても物凄い迫力である。

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このキム・ギヒョン、調べてみると、
元々はMBCテレビには専属声優として
採用された人らしい。

過去に当てた声は999の車掌、東方不敗、ラオウ、
『フルメタル・パニック』のカリーニン少佐、
映画『ポリスアカデミー』のハイタワーなどなど、
「イイ面構えのオヤジ」な役柄が多数。

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それにしても、『第5共和国』を見ていると、

・改憲クーデター
・経済成長をブチ上げておいて金持ち優遇
・マスコミアンコン
・オリンピック招致等の3S政策

などなど、どうやらわが国の政権与党も
全斗煥アニキから数多くのノウハウを
学び取っているらしいことが良く分かる。

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日本の民主化達成は
果たしていつの日となるのだろうか―――
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