日が暮れてからは風が冷たく寒かった日記

　１２月６日（火）
　出社し，請求書の処理をばたばたと．午後，打合せをする必要があったのだが，外出も迫っておりばたばた．2時前外出．
　電車を乗り継いで本郷へ．東大前から行ったほうが近いのだが，習慣で丸ノ内線に乗り換えてしまい，初めて「あれ？」と気づく．ちょっと寄り道をして本郷のホテルの会議室へ．
　会社の取締役会のようなもの．決算の報告の討議に陪席．一応資料はもって行ったが，4時過ぎ，無事終了．日が暮れる本郷の街を，春日に向かって歩く．後楽園から帰路．
　一度帰社することに．帰り道，大学生協で，道場親信さんの「下丸子文化集団とその時代」を購入．見つけた時から迷っていたが，畏友とも言うべき知人がFBで勧めていたので．著者の方，私より若い方だが，刊行直前に亡くなられている．なんとも残念．
　ほかに「作家のお菓子」．コロナブックスのこの類のは喜んで買っている．あと目についた「重版未定」という不思議な本を．
　戻って請求書を確認，合算し，経理部へ．終業時刻を過ぎていたが，総務局長が議事録を作成中であった．6時半ごろ退社．外へ出ると風がさらに強く寒い．マフラーをする．
　家で夕食，と思い電話をしたが，大したおかずがない，ということなので食べるか，買って帰ることとする．考えたが，オリジンで弁当と総菜を買って帰ることとする．歩きながらラジコで昨日の「一，二の三太郎〜」を聴く．
　7時半過ぎ帰宅．息子たち，夕食を終えたところ．着かえて，自分の分だけ支度をして，ビールを飲む．いやはやおいしい．買ってきた本を机の上に出して置いたら，いつのまにか「重版未定」を息子が読んでいて「これ，おもしろい」と．漫画なんだけど，書いてあることは結構深い．「下丸子〜」をみて「なに，これ？」という．下丸子はソフトボール大会とかでなじみの場所らしい．まだ読んだわけではないが，労働現場や地域をベースにした文化運動や革新勢力の話を簡単にしてやる．労組の活動で知り合った他社の大先輩の方々で，中卒や高卒で就職し，「組合活動が自分の大学だった」と話された方がいたことを思い出す．そういう方々の話や，「少年社員」の話も．しかし，お前，明日から期末試験だろうが．息子，部屋へ戻る．
　入浴し，「レディ・ダ・ヴィンチ」を観る．きょうは解析診断部の面々よりも早く病名がわかってしまった，私．ちょっと気分がいい．10時から「逃げるは恥だが〜」を観る．なぜか息子も観ている．お前，大丈夫かよ．ガッキーがまあかわいいこと．
　テレビを観つつ「重版未定」も読んでしまった．泣きはしないが，グサッとくる本だなあ，業界の人間としては．会社に貼ってある標語「流されるな　流れろ」・・・．
　ルイボスティーを2杯も飲んでから11時過ぎには床に．片岡義男さんの本を数頁読んで消灯．原稿用紙の話，おもしろい．わが社はまだ，ほそぼそとだが社名入りの用紙を作ってますよ．