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2016年12月03日07:25

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音楽大学ギター科在籍者&若きギタリストたちによるギターコンサート鑑賞

【写真左】演奏を終えた大沢美月さんと私
【写真中】休憩時間の会場の様子
【写真右】銀座ヤマハホールのビル正面

ぴかぴか(新しい)
皆さんこんにちは。
11/30(水)18:30〜、東京・銀座ヤマハホールで開催された「新進芸術家ギターの響演2016」のイベントの一つである「音楽大学ギター科在籍者&若きギタリストたちによるギターコンサート」を聴いてきました。

ぴかぴか(新しい)
今回の出演者は演奏順に、大沢美月さん、北田奈津子さん、秋田勇魚さん、井筒将太さんの4名。将来の日本ギター界を担う若きギタリストたちです。
それぞれ約30分ほどの演奏でしたが、4人の個性が際立つ演奏で大いに楽しませて頂きました。音楽表現や音色などギターは本当に個性が出やすい楽器だと改めて感じました。

中でも最も印象に残ったのは秋田勇魚さんの演奏。
聴き慣れたはずのヴィラ=ロボスの前奏曲や練習曲をなんとも新鮮な表現で聴かせてくれました。武満徹の「すべては薄明の中で」も難解になりがちなこの現代曲を手の内に入った表現で聴かせてくれました。
演奏技巧も申し分なく楽曲を完全に支配して自由自在に演奏する多彩な表現力と音色は、曲の解釈に対する可能性を広げ、演奏家としてまた一段高い領域に達した事を感じさせました。秋田ワールドと言えるような、彼からしか聴けない確固たる音楽を持っている演奏家です。

ぴかぴか(新しい)
大沢さんはリョベートのソルの主題による変奏曲やブローウェルの黒いデカメロンなどを柔らかな音で表現。安定した演奏でまた一段と成長したことを感じました。ただ柔らかい音色を多用しすぎたせいか音に歯切れの良さが欲しい場面も感じました。ステージ上でのさわやかな笑顔と雰囲気はスター性を感じます。
北田さんはタンスマンのカバティーナ組曲、タレガのアラビア風奇想曲等を演奏。大沢さんとは打って変わって固めの音を多用する演奏で、個性の違いが際立って楽しめました。
井筒さんは唯一関西からの参戦。ロドリーゴの祈りと踊り、アルベニスのセビーリャなどスペイン物を中心に演奏。真正面から曲に向き合う堅実な演奏で技巧も高い演奏。ただ、秋田さんのような自由度の高い演奏を聴いた後では、少し”表現が硬い”と感じる演奏であった。今後の更なる成長が楽しみな将来性豊かな演奏家。

ぴかぴか(新しい)
以上、将来の更なる成長の参考になるよう、期待と希望を込めて感想を書かせて頂きました。
会場には荘村清志氏など著名ギタリストもいらっしゃいました。
さて、今日と明日は東京国際ギターコンクールの観戦に行きます。本日は前年度優勝者のザビエル・ジャラのコンサートも楽しみです。

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