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2016年12月02日21:50

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ドイツ・カンマ―フィル×パーヴォ・ヤルヴィ

2016/11/29火 19:00- 東京文化会館 大ホール

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団
指揮: パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン: 樫本大進

シューマン: 歌劇「ゲノフェーファ」序曲 Op.81
ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
シューマン: 交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」

*アンコール
ブラームス: ハンガリー舞曲第3番、第6番


11月は9日間で海外オケのコンサート5回。シュターツカペレドレスデン、パリ管、バイエルン放送響、そして最後がこのドイツ・カンマ―フィルでした。どれも楽しいコンサートで、もうちょっとバラけて来てくれるとそれぞれじっくり味わえるのに、とちょっと勿体なく思うくらい。

パーヴォとドイツ・カンマ―フィル、文字通り「楽しい」公演でした!明るくて色彩豊かな音色。これ、パーヴォ×パリ管のときに強く感じた印象だけど、この組み合わせもそれに似た印象。きっとパーヴォの持ち味なんでしょうね。あ、それに、パーヴォのリズム感もすっごい好き!もう、どの曲も聴いていると踊りたくてムズムズしてくる感じでした。

樫本大進さんをソリストに迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。大進さん、最初ちょっと硬いかなーと思ったけど、スローな第2楽章から音がぐんと伸びてきて、第3楽章はノリノリでした。すっごい難しいところを弾いていても、常にオケと呼吸を合わせようとしたりパーヴォの動きに目を配っている大進さん、ソリストっていうより、いい意味でコンマスみたいでした。もっとワガママに弾いてもいいのに、なんて謙虚なのかしらと思ったり^^; でもそのおかげで演奏はオケとの一体感があってよかったです!

シューマンのライン、ライブで聴くのは初めてだったのですが、いい曲ですねえ。シューマンの、ライン地方に生活する喜びがキラキラした音で表現されてる。

そしてアンコール、リズムを大きく揺らしたノリノリのハンガリー舞曲!でもコバケンのときみたいに演歌っぽいんじゃなく(あ、演歌なのもよかったのですよ)、どこか洒落た感じが流石パーヴォ!オケの人もパーヴォも、そして聴衆もみんな楽しくてみんなハッピー。そんなコンサートでした。

パーヴォ、いい指揮者だなあ。この人がまだこの先当分N響にいてくれるなんて、なんて幸せなんでしょう。N響×パーヴォをもっと聴きに行かなくちゃだわ。

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