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2016年12月02日07:14

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【つれづれ】ちょっと、マイミクさんに触発されて、詩をば。【夏休みの宿題の手伝いで書いたやつだけど】

夏休みも終わりに迫りながら、クソ暑い8月末。摂津市某所のファミマのイートインスペース。
職場で、ウチのガキんちょの宿題を手伝ってくれ、と頼まれたはいいが、夏休みの宿題で「吹田の青」を題材にした詩の課題を出されたらしく、それを「まだこんなのが残ってる。手伝って」とかほざきよったんですよ。
「俺も受験勉強やってんのに、なんでこんなんぐらい自分でやらんのじゃ。だいたいこんなん自分の感性で書くもんやぞ?お前電車好きやろ?あ、よく考えたらここJR西日本(JRマークが青色)やん。お前吹田工場の見学行った事あんのやろ?その事書けや!」と言ったけど、「そんなん笑われるから嫌や!!いじめに遭う」とひたすら拒否る。「俺、今から数学とか理科とか必死で集中してやるから、えあくん考えて?ホンマ頼む!!」とファミマ店内のBGMのでんぱ組.incの声すらかき消すような半泣き声で懇願。…ホンマこのクソガキ…。アイスコーシーを啜りつつ、少ない脳味噌で考え出した詩の原案(※とりあえず、元ネタは考えるから、丸写し厳禁。できるだけ自分の表現にアレンジする条件付き)。



4年前の12月1日。
俺らの吹田の、ガンバ大阪は、J2リーグに降格した。
ずっとJ1リーグで戦い、リーグ戦も天皇杯も優勝したチームなのに…。

俺も、他のサポーターと、対戦相手の静岡へ向かう新幹線に乗っていた。
青黒のユニフォーム姿の誰もが、「厳しいんちゃうかぁ」と青いためいき。
俺は、「なんでみんなそんな事言うん?!吹田の意地見せたろやん!」と言った。
周りの大人は「あはは、そやな」と力なく笑うだけ。
漫画で描いたら、額から目の下にかけて青い縦線が数本垂れたような顔で…。

でも、悪い流れを変えられないまま、ガンバは敗れた。
ホイッスルとともに、吹田の青は、ピッチに崩れた。
俺は、その光景より、周りの怒鳴り声に真っ青になった。

でも、結果は出てしまった。あとは来年の今頃、J1復帰しかない。

次の年、ガンバは、吹田の青は、J2をかき乱す大暴れを見せた。
最後は徳島で、復帰を決めた。嬉しくて涙が溢れる俺の見上げた空は、
徳島の青空に間違いないが、でも、俺の目には、吹田の青だった。

そして、新しく立派な、吹田市立スタジアムができた。
試合をやってない日に入って見学した時、見上げた。スタンドを覆う屋根と、
屋根のないピッチの真上から覗かせる、吹田の青を。

ガンバの試合をやる時は、これがほぼ全体、「吹田の青」になるんやなぁ。



「(コーヒ啜りつつ片手で渡しながら)ホレ小僧できたぞ?もう一回言うが、コレ丸写し禁止な?自分の表現で書き直すとかせえや?」
「…えあくん、言っていい?コレ中学生が書く詩やない。難しい。手伝ってもらったのバレる」
「(コーヒ噴きつつ)おま、『手伝ってもらった』とか事実やろがい!!だから後の事は知らん、バレたなかったら自分でもどっか直すとかせえ言ってるやろ!!」

それからですが、結局もうほぼそのまま、せいぜい「俺」を「僕」に、「だった」を関西弁で「やった」に変えた程度で提出したそうです。
で、本人からの報告に曰く「先生にも褒められたし、クラス中でウケた」。手伝ってもらったのがバレたかどうかとかの話にはならなかったとか。吹田市のコンクールに出すか出さないかみたいな話になったけど、それからはどうなってるかは聞いてません。

よく考えたら、ガンバが降格したのって、4年前の昨日だったのね。
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