NHK交響楽団第1850回定期公演
2016年11月30日(水) 19:00 開演
プロコフィエフ: 組曲『3つのオレンジへの恋』 op.33bis
ラヴェル: バレエ音楽『マ・メール・ロワ』
ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」
指揮 シャルル・デュトワ
NHK交響楽団
1、プロコ
行進曲以外は初めて聴く曲だ。起伏に富んだ楽しい曲であった。
3.マ・メール・ロワ
緻密でかつ美しい演奏だ。あまりの心地よい響きのため、睡魔が襲ってきた。
ほぼ完ぺきな演奏ながらも覚醒状態を維持できなかった。
3、ベト5
数年前、同じ組み合わせのベト7を聴いたが、その時は軽薄な演奏に
肩透かしを食らわされてしまった。
今回は、覚悟の上、全く期待しなかったが、それが功を奏した。
決して重厚とは言えないが、各楽器間の受け渡しが見事であり
埋もれてしまいそうなフレーズも周りの音を落として
十分に歌わせていた。特に4楽章がすばらしく、弦楽器群の熱演も
相まってすっきりとしてたみとおしのよいベートーヴェンを聴く
ことができた。
先月聴いたバンベルク響のベト5ではドイツの田舎の響きを感じたが、
今回のN響のような洗練された響きも十分満足だ。
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