ミニスカート（その２）

日本でミニスカートが流行の兆しを見せていた頃、私は高校生だった。

　１年生の時から男子クラスだったので、朝　登校すると級友たちの話題といえば、これ。

「昨日　栄町で　（ミニの女性が）二人歩いていたぞ。」
「今日　名古屋駅で　一人見たよ。」　「金山でも　歩いてた。」
　　と、いう　目撃情報が飛び交っていたのだ。　若さとは　こんなものだ、試験情報も学生運動も二の次だ。思春期というのは恐ろしい。

残念なことに私の通学路には　繁華街も主要駅も含まれていなかった為、なかなか目撃できなくて寂しかったのを覚えている。　ツイッギーが来日したのが「１９６７年」、この後一気にブームが起きた。

　　　　もう一度　「戦前に　ミニスカートはありえない。」