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2016年11月21日13:07

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ロウソクの科学

今年も 日本人がノーベル賞を受賞した。

  医学・生理学賞  :  大隅良典(おおすみ よしのり) さん  (71歳)

 この方が、科学者を目指したきっかけとなった「本」として
 とある 古い、 そして  たいして厚くもない書籍 が脚光を浴びているという。

     【 ロウソクの科学 】  … ファラデー著

 前に 日記に 書いたかと思うが、
 私も子供の頃、この本に出会い、いたく感銘を受けた一人だ。



先週の土曜日に、
 「世界一受けたい授業」という TV番組で 同じ内容が取り上げられたので

 久しぶりに 私も読んでみたくなり、

 Amazon の 古本 を検索してみると、最初は
 100円以下でも 何冊かあったのに

 安い本から順に、あっという間に 取扱い停止(=売れてしまった) になって
 あれよあれよという間に 500円以下では1冊もなくなってしまった。
 
   テレビの影響って 怖い!

 
もちろん、昔から1冊は持ってはいるんですが、
 名著とあって、いろいろな出版社から出ており、(岩波文庫や講談社)

 最近は、角川文庫から
 子供向けの モダンな挿絵 のものが出ている。

 でも、本来は原本の挿絵 (上の写真の中央)のような
 古風な絵が、とっても 味 があってよかったのにな〜 ・・・・

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マイケル・ファラデー(Michael Faraday) は、

 イギリスの化学・物理学者で、
 この本 「ロウソクの科学」 は、毎年 クリスマスの日に

   クリスマス・レクチャー(Christmas Lectures) と称して、

 子供達に 科学の面白さを話した講義の内容をまとめたもの。
 (写真← 1枚目)
 面白くて、あまりに人気だった為に その内容を 本 にしたものだ。

 これは、ファラデーが生きていた 50年も前の話だが、
 驚くべきことに、
 イギリスでは、現在でも この クリスマス・レクチャーが続けられている。

 というか、
 イギリスに居た時に、私も実際に これに参加し、講義を聞いてきた。
 私の つたない英語力では なかなか 詳細が理解できなかったが それでも
 
    十分に おもしろかった。



『ロウソクの科学』 原題: ( The Chemical History of a Candle )

 数年前、
 英語の原本が欲しくて、、
 イギリスで有名な古本の街、ヘイ・オン・ワイ(Hay-on-Wye) で
 (写真→右: 街中が本屋さん)

 探しまくったが、見つからず
 ロンドンに戻って来ても 探し回ったが それでも無く、

 諦めて、日本で、それも Amazonアマゾン で探したら
 あっけなく 見つかった・・・ (笑)
 

     まっ
     この一時のブームも
     しばらくすれば、沈静化し、
     また、1円で売り出される時も来るはず。

     のんびり待っていれば・・・

     これじゃ〜 街の書店が潰れる わけだ。。。。


     (そして、
      ノーベル賞をありがたいとも思っていない人に
      賞をあげる必要もないと思う)


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