今年も 日本人がノーベル賞を受賞した。
医学・生理学賞 : 大隅良典(おおすみ よしのり) さん (71歳)
この方が、科学者を目指したきっかけとなった「本」として
とある 古い、 そして たいして厚くもない書籍 が脚光を浴びているという。
【 ロウソクの科学 】 … ファラデー著
前に 日記に 書いたかと思うが、
私も子供の頃、この本に出会い、いたく感銘を受けた一人だ。
先週の土曜日に、
「世界一受けたい授業」という TV番組で 同じ内容が取り上げられたので
久しぶりに 私も読んでみたくなり、
Amazon の 古本 を検索してみると、最初は
100円以下でも 何冊かあったのに
安い本から順に、あっという間に 取扱い停止(=売れてしまった) になって
あれよあれよという間に 500円以下では1冊もなくなってしまった。
テレビの影響って 怖い!
もちろん、昔から1冊は持ってはいるんですが、
名著とあって、いろいろな出版社から出ており、(岩波文庫や講談社)
最近は、角川文庫から
子供向けの モダンな挿絵 のものが出ている。
でも、本来は原本の挿絵 (上の写真の中央)のような
古風な絵が、とっても 味 があってよかったのにな〜 ・・・・
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マイケル・ファラデー(Michael Faraday) は、
イギリスの化学・物理学者で、
この本 「ロウソクの科学」 は、毎年 クリスマスの日に
クリスマス・レクチャー(Christmas Lectures) と称して、
子供達に 科学の面白さを話した講義の内容をまとめたもの。
(写真← 1枚目)
面白くて、あまりに人気だった為に その内容を 本 にしたものだ。
これは、ファラデーが生きていた 50年も前の話だが、
驚くべきことに、
イギリスでは、現在でも この クリスマス・レクチャーが続けられている。
というか、
イギリスに居た時に、私も実際に これに参加し、講義を聞いてきた。
私の つたない英語力では なかなか 詳細が理解できなかったが それでも
十分に おもしろかった。
『ロウソクの科学』 原題: ( The Chemical History of a Candle )
数年前、
英語の原本が欲しくて、、
イギリスで有名な古本の街、ヘイ・オン・ワイ(Hay-on-Wye) で
(写真→右: 街中が本屋さん)
探しまくったが、見つからず
ロンドンに戻って来ても 探し回ったが それでも無く、
諦めて、日本で、それも Amazonアマゾン で探したら
あっけなく 見つかった・・・ (笑)
まっ
この一時のブームも
しばらくすれば、沈静化し、
また、1円で売り出される時も来るはず。
のんびり待っていれば・・・
これじゃ〜 街の書店が潰れる わけだ。。。。
(そして、
ノーベル賞をありがたいとも思っていない人に
賞をあげる必要もないと思う)
。
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