天皇陛下と皇室

今上天皇が譲位したいという気持ちを表されたというニュースが昨今目につく。

戦前生まれの両親を持ち、昭和の真っただ中に生まれた自分だが、どうも天皇陛下や皇室のありがたみがいまひとつわかっていない。
年間に億という単位の予算が振り当てられている、それで生活をされている。仕事は外交？被災地の慰安（が目に付く）。
天皇陛下や皇室という存在がなくなったら本当に日本は分解してしまうのだろうか。日本人の精神的よりどころが天皇陛下だという。（それがわからないから海外で生活しているわけではない）
皇紀は今年で2676年だというが実際は最初の千年くらいは伝説でしかないというし、織田信長が出てくるあたりから江戸末期くらいまでは皇室よりも将軍様であった。その反面その間も京都にて確かに天皇は存在していた。

櫻井よしこという人がいる。私はこの人の考え方、発言の多くは好きであるが、皇室へ対する考え方はわからないのである。

憲法改正も叫ばれている昨今、いっそのこと過去に皇室が所有していた財産を返還しまずは皇室に経済的に自立していただく、そして今一度、皇室や天皇陛下の在り方議論してもよいのではないだろうか。
ヨーロッパに生活していて新聞によく目にするのは各国のロイヤルファミリーの写真である。やれパーティーに出席された、誕生日を迎えられた、失言をされたなど。日本ももっと皇室というものを新聞などで表現してもいいのではないだろうか。

日本という国はつくづく不思議な国である。日の丸（国旗）に対する考え方もいまだにバラバラなように見えるし、憲法に対する考え方も煮詰めきれない。そして皇室。
ある意味本当にワンダーランド。