白鵬も豪栄道も、集中力が目立つ土俵。

■豪栄道、御嶽海破り４連勝　大相撲九州場所４日目
(朝日新聞デジタル - 11月16日 18:36)
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大相撲十一月場所四日目、昨日通算1,000勝を挙げた横綱白鵬は初日横綱日馬富士を降した小結玉鷲を左で張って左に開いて突き落としに退け、横綱鶴竜も魁聖を寄り切り、綱取り場所の大関豪栄道は新小結御嶽海に両差しを許しながらも構わず攻め立て寄り切りで圧倒してそれぞれ四連勝、この3人と千代大龍を寄り倒しに制した蒼国来の4人が全勝で並ぶ展開となりました。
休場明けの白鵬も綱取りの豪栄道も、今場所は速い攻めで相手を凌駕する一番が続いていて、相撲勘の鋭さと集中力で上回る土俵が続く印象がありますね。白鵬は今後足の故障の影響が後半戦にどう影響するかが今一つ未知数な気もしますが、豪栄道は先場所の全勝優勝がある程度自信になったような印象さえ感じます。初日の栃煌山戦でもありましたが、一瞬隙を見せるような場面があっても崩れず、構わずに攻め続けて圧倒しており、先々場所以前に見られたような崩れて自滅する一番が嘘のような感じになるくらい。この調子を後半戦にキープできれば、今場所後に“大きな出来事”があるかもしれません。
その他。大関トライアルの高安は隠岐の海を寄り切りに退け一敗を守り、地元福岡県出身の大関琴奨菊は遠藤の叩き込みに屈して三敗目、遠藤は照ノ富士、稀勢の里に続いて連日の大関戦に三連勝。その遠藤に昨日不覚の稀勢の里は栃煌山を寄り切り、二連敗スタートの角番照ノ富士は正代を寄り切り二勝目。新入幕の石浦が千代鳳を送り出して二日目から三連勝、同じ新入幕の北勝富士は休場明けの逸ノ城を押し出して二勝目を挙げました。