世界有数の歓楽街であるアメリカ・ネバダ州のラスベガス。
誰もが名を知る眠らない街での楽しいはずだった滞在。
世界中から多くの観光客が訪れるこの街での時間も
ストーンズの公演キャンセルから一夜明けた朝は
絶好の天気でしたが、気分は重いものでした。
私が今回お世話になったホテルはニューヨークを
モチーフにしたホテル、ニューヨーク・ニューヨーク。
ホテルの中も1階、2階がカジノ、レストラン、パブで
飽きさせない造りになっているのですが、元来の目的が
無くなってしまった精神的ダメージは大きく、
滞在が虚しく感じられてくるのが残念でした。
悔やんでいてもだめだ。この街での滞在を楽しまなければ。
周囲は観光名所もたくさんあり、ストーンズの公演会場、
T−モバイル・アリーナも、すぐそばの距離です。
今日も公演はキャンセルになったものの
グッズ売り場は設けられ、ポスター、シャツなどの
商品が販売されていました。
バンド側はキャンセルになった10月19日の公演に
ついては再度スケジュール決定し、再公演を
行う予定であることも伝えられました。
それはそれで嬉しいことでもありますが、
またアメリカに来るのも大変な事。
そしてこの2日間でミック・ジャガーの回復を
待たねばなりません。
ストーンズの公演には多くの契約項目があり、
ミック・ジャガー本人がOKでも
ドクターよりストップがかかったことから
医師の診断書も必要なそうで、総合的な
判断を待たねばならないのです。
結成50周年公演では2014年のオーストラリア
メルボルン公演以来のキャンセルです。
今まで順調に思えた公演も、裏ではこうした
ピンチが幾度かあったのかもしれないですね。
ラスベガスは10月中旬でも気温は28度から
32度と高く、午前中はTシャツ1枚で十分なほど。
それでも夕方は上着が必要になってきます。
砂漠の中に作られた歓楽街は規模も大きく、
世界の有名ホテルが並び、多くのカフェもあります。
噴水ショーが有名なベラッジオ、となりのシーザーパレス、
ミラージュではビートルズのミュージカルも上映中。
パリを象徴したホテルにハーレー・ダビッドソン・カフェなど
を見ていると建築物のすごさにも圧倒されますね。
街を歩いているうちにだんだん元気も出てきました。
各ホテルにはカジノでローリング・ストーンズの
スロットマシーンもあるのですね。
ファンにはたまらないマシーン、多くのファンが
チャレンジをしていました。
今回ストーンズの宿泊先はフォーシーズンズ。
世界を代表する高級ホテルですがミックは入院中。
ストーンズのホテルにも足を向けてみました。
建物の玄関はフォーシーズンズの玄関があるのですが
建物内部は他のホテルと共存しており、
高い階の部屋がフォーシーズンズであり
複雑な造りになっていました。
夕方は数人のストーンズ・ファンと、フォーシーズンズに
夕食に出かけました。ホテルにはプールがあり
プールが見えるレストランでイタリア料理を選択。
ライトアップされたプールも青が綺麗なものです。
ロビーのカフェでもファンが集まり、ミックの
回復を心配するファンが多く、こうした思いも
ミックに通じることを祈るのみです。
滞在期間中、1公演でもいいです。
見ることができますように。
こうした世界中のファンの思い、願いが
ラスベガスに集中しているように感じられました。
私たちの思いがミック・ジャガーに届きますように。
そして運命の日を迎えます。(続く)
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