プロジェクト遅延の槍玉に挙がるから……

■定時退社は悪いことじゃない！　「嫌われる勇気を持つ」と自分を励ます人に賛同の声
(キャリコネ - 11月06日 11:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4278844

なぜ残業するか？

ITの場合、プロジェクト遅延の槍玉に挙がるから……

プロジェクトが遅れた場合の原因究明会議で絶対に、

「あいつが定時で帰っていた」

と言われるんだよね。

そうすると業務評価が下がし、叱責の対象になるからって、残業する。

IT業界の仕組の欠陥だな。

アメリカのWindowsNTの開発においても、同様の修羅場が起きていたようだが、修羅場になってもプロジェクトが終わったり、夏が来たりすると彼らにはリフレッシュするバカンスがある。

ところが日本の場合、稼働率とかいってどんどん火を吹いてるプロジェクトに投下されていく。それで心身不調になると脱落者として扱われてしまう。

こういう技術者が山のようにいて、つねに人が足りない状態だ。

日本の中小のIT業務スタイルは未熟なんだな。

定時で納期通りに終わるプロジェクト進捗予定を組んだ場合、なんとこれも叱責の対象だ。

「見積もりが温い！　何でこんなに時間が掛かるんだ！」

というわけだね。

結局上司も酷いプロジェクト管理で叩き上げられた人だから、無理な進捗こそ生産性が高く、それを怠ることを怠惰と断ずるんだな。

ということは、IT業界は健康な心身と人間的知的生活を行う上では環境が悪すぎるということだ。