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2016年11月06日09:49

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FC東京ーU23VS長野パルセイロ

長野パルセイロは天皇杯で名古屋にアウェーで勝っているので強いですよね。細かいパスをつないで裏へのパス、オフサイドラインギリギリに勝俣が飛び出してきて何度もピンチを迎えてしまった。セットプレーでの失点と完全に崩されて失点と計2失点。FC東京は15歳の久保田を投入。テクニックがあるのでどうしてもパルセイロの選手が数人マークついてしまい、そこからフリーになった選手が何人かボールに絡んできてチャンスを作ります。セットプレーから1点を挙げたものの、そこまででした。2−1でパルセイロの勝利。やっぱり強いですね





■15歳の久保がJデビューで見せた天才の片鱗と問題点
(THE PAGE - 11月06日 08:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4278658
あふれる才能の片鱗を確かに垣間見せた。同時に現時点における課題も把握できた。FC東京U‐23の一員として、駒沢オリンピック公園陸上競技場のピッチに歴史を刻み込んだ一戦を終えてから約1時間後。100人を軽く超えるメディアに囲まれたFW久保建英は、自己採点に偽らざる心境を込めた。

「シュートも打てていないし、あまり攻撃にも絡めなかったので、20点とか15点くらいだと思います。ここから点数を上げていけるように頑張っていきたいし、自分はアタッカーなので、将来的には一人で局面を打開できるようなプレーヤーになりたい」

 AC長野パルセイロをホームに迎えた5日のJ3第28節。2点を追う後半開始とともに、Jリーグの歴史に新たな頁が書き加えられた。「50」番を背負った久保が勢いよくピッチへ飛び出していく。平均の約3倍となる7653人もの観客から、期待を込めた拍手と声援がわきあがった。

 同僚のMF平川怜が6日前に樹立したばかりの16歳6ヶ月10日を大幅に更新する、15歳5ヶ月1日のJ3最年少出場記録。すべてのカテゴリーのなかでも、2004シーズンのJ1でFW森本貴幸(当時東京ヴェルディ)が樹立した15歳10ヶ月6日を塗り替え、21世紀生まれでは初めての“Jリーガー”となった45分間で、久保は時間の経過ともに強気な一面も発揮する。

「やっぱりグラウンドに出るまではすごく緊張しました。やってみたら体はいつも通り動きましたけど、味方のパススピードや展開が思っているよりも速くて、あたふたしてついていけなくて。だんだん慣れてもきて、何もしないで終わるわけにはいかないと思っていたので、そういうプレーも何度か出せました」

 後半開始と同時に「4‐2‐3‐1」から「3‐4‐3」へ変更されたシステムで、3トップの右に配置された久保が輝きを放ったのは33分だった。敵陣の中央でこぼれ球を拾うと、すぐに前を向いて利き足の左足をひと振り。MFユ・インスへのスルーパスは、寸前で相手GKにカットされた。

「あの場面は後で(右サイドの)柳(貴博)選手に『こっちも空いていたよ』と言われて。周りを見ることも自分の特徴だと思っているんですけど、インス選手の動き出ししか目に入らなくて、パスもちょっと伸びて最後のところで合いませんでした」

 4分後の37分には縦パスに反応して、ボールの落ち際で軽やかにトラップ。そのまま左サイドを抜け出し、巧みなフェイントから相手DFとの1対1を制してややマイナス気味のクロスを送った。

「パスをもらったときから、仕掛けようと決めていました。相手を抜いたのはよかったんですけど、その後にボールが足元に詰まっちゃって、変な形のクロスになっていたので。次に同じような形になれば、落ち着いて中央を向いていいクロスを送りたい」
 

 味方にわずかに合わず、相手にクリアされたシーンを久保は悔しがった。それでも、スタンドを沸かせたプレーとはまったく別の次元で、スペインの名門FCバルセロナに見いだされ、昨年3月に志半ばで帰国するまでの4年間にわたって磨き上げたセンスが幾度となく発揮されていた。

 長野のボランチとして先発フル出場した37歳の元日本代表MF橋本英郎は「おそらく2つ先、3つ先を考えてプレーしていたと思う」と分析したうえでこう続けた。
 
「周囲とのコンビネーションがなかなか合わなかったというか、逆に考えれば久保君のプレースタイルを周囲がわかっていたのかな、というのはありました。左利き独特のボールのもち方から何度も頭を上げていましたけど、そのタイミングで前の選手が動き出さず、どうしても横パスが多くなっていましたよね。パスを出してほしい選手に自信をもって声を出していましたし、その選手からもらえない状況のときは、違う選手にパスを出してもらって、そこからもらおうという声もよく出していた。その点が2つ先、あるいは3つ先を考えてプレーしている表れだと思って僕は見ていました」

 当然ながら、そう簡単に引き立て役になってたまるかと、長野の選手たちも本気のプレーで対応する。その象徴がコンタクトプレー。167センチ、60キロとまだ成長途上にあり、ピッチ上の22人のなかでひと回り小さい久保がややナーバスになっていたと橋本は明かす。

「ウチの選手たちが久保君に体をくっつけた状態でプレーすると、多少ファウルを主審に主張するような状態になったので。まだ体格的な問題があるし、その意味では僕たちがフィジカルで抑えにいって、潰されていた部分で優位に立てたのかなと」

 ガンバ大阪で長くプレーした橋本は、今夏に長野へ移籍するまでの1年半はセレッソ大阪でプレー。オフの間に帰国し、古巣の練習に参加したリオ五輪代表のMF南野拓実(ザルツブルク)の「変化」を、久保が苦戦する姿を見ながら思い出していたという。

「体格が大きな選手に対して普段からプレーしている分、セレッソのセンターバックと対峙しても倒れなかった南野には強さが感じられた。その意味では、アンダーカテゴリーの選手同士で試合をしてきた久保君には、そういう部分がまだなかった。高校生くらいから急激に体が大きくなってきて、体格の差が出るなかで日本人の勝てない部分が出てくる。その(バルセロナの)ラインで勝負していたほうが、もしかするともっと伸びていたかもしれませんし、大きな壁にぶつかったのかもしれませんね」
   

この先、世界と対峙していくうえで、フィジカルの差は避けて通れない。体格で上回る相手へどのような工夫をほどこせばハンデを埋められ、FC東京の立石敬之ゼネラルマネージャーをして「技術的には完成している。ファーストタッチの質や見ている場所は、まるで大人のようだ」と言わしめるストロングポイントを発揮してゴールに結びつけられるのか。

 久保が所属するFC東京U‐18は現在、Jリーグユース選手権を戦っている。5日はガンバ大阪ユースとの準々決勝と重複していたが、平川らとともにあえて回避させ、前日4日の練習に一度だけ参加させたうえで、2種登録選手として出場できるJ3でデビューさせる道を優先させた。

 J3は残り2試合だが、今後はベスト4に勝ち残ったJリーグユース選手権に専念させる。つまり、最初で最後といっていいチャンスで久保を出場させたのは、課題を克服していくための道筋をその高い感性で理解させることで、来年以降のさらなる成長を促す狙いが込められていたのだろう。

「体を大きくするのはユースでも課題なので、引き続き頑張りたい。高いレベルを経験できたことで、ここからどのくらい差があるかがわかったし、その差を詰めていくチャンスというか、いい機会になったと思います」

 久保自身も収穫を口にした一方で、大観衆とメディアから向けられる熱視線に「いまはまだ別に…あまり注目してほしくないなとの思いはあります」と多感な中学3年生ならではの本音も明かした。それでも、限られた時間のなかで自身の特徴を仲間に伝えていく作業を含めて、ほろ苦い黒星の記憶は未来への糧になっていくはずだ。


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