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2016年11月02日23:16

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【小説】機龍警察

警察が巨大人型兵器を所有する世界で、元傭兵のパイロットが、かつての戦友と交戦する話。

SF作家の堀晃先生絶賛の作品。
一言で言うと、リアルパトレイバー。
メカニックは千葉繁ではなく、眼鏡のお姉ちゃん。

元傭兵、元ロシア警察官、元テロリストという異色のメンバーが、ロボットを駆る。
といっても、ロボット活躍の場は前半と終盤で、たまに回想シーンで出てくるくらい。
後は、テロリストが残したロボットの残骸から所在と首謀者を探す推理パートが大半。
なのに、緊迫感、緊張感が生々しい。ロボットモノであることなど、どうでもいいくらいに。

ロボットを操る特捜班あ警察内部で裏切り者扱いされ、ことあるごとに邪険にされる。
ロシア警察出の警官は肩身が狭い思いをするも、元傭兵などは平然としている。
また、メカニックのお姉ちゃんは元テロリストに家族を殺されているという設定。
これがまた、作品世界に緊張感漂わせるエッセンスとなっている。

作家・月村了衛氏は経歴が実に面白い。
ミスター味っ子の脚本でデビュー。その後、ウテナなどの作品で脚本を手がける。
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