mixiユーザー(id:61160406)
2016年10月30日02:21
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「ドクターストレンジ」についてのあれやこれ��
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毎週土曜日に更新しようとして忘れてました。
修正なしの初期稿を文投げるのも申し訳ないので少し弄ってあります。
↓以下文章貼り付け↓
ボブ・ディランのノーベル平和賞受賞やら、大麻事件などで何かとヒッピー関係の話題が目につきます。
そこで、ヒッピーとは何かと自分流の切り口で書いていこうと思います。
もちろん、後に書くドクター・ストレンジの話題にも関係あります。
まず、資料を潜ればかなり昔まで遡れますが、あえて19世紀末アメリカから始めたいと思う。
19世紀末、アメリカ合衆国で始まったキリスト教プロテスタント系カルヴァン思想の反発運動から始まる。禁欲的現世利益の追求を戒めるカルヴァン思想を否定し異端的宗教・霊性運動が起こる。
個人主義者で超越主義の第一人者である「ラルフ・ワルド・エマーソン」を皮切りにメスメリスト（催眠治療家）の『フィニアス・クインビー』、クリスチャン・サイエンティストの『メリー・ベーカー・エディ』を中心に対抗文化を築くのである。 それが、『ニュー・ソート』であり後に出現する『ニュー・エイジ』の源流である。
ニュー・ソートの思想は「人間の意識は宇宙と繋がっている」その根拠を聖書に求め、キリストを神と拝み本来の教えに背いてきた信者こそが原罪であるという思想である。ラルフ・ワルド・エマーソンの超越主義や無神論に由来する。
ならば、どのようにして罪を浄化するのかというと、気持ちを明るく保つことによって運命が開ける「ポジティブ・シンキング」や心や思考の性向が健康や経済状態こそが良いとされた。（それが後の「経営哲学書」や「自己啓発本」に利用される。）
1893年シカゴの世界宗教会議でスワミ・ヴィヴェーカナンダが人気となり、インドの心身訓練法がアメリカに伝わる。それによってニューソートに「呼吸法」が取り込まれていく。さらに、欧米のキリスト教的価値観が東洋哲学としてコーディネートされアジアに逆輸入される事態になっていく。
その一例に、ニュー・ソート思想をもつウィリアム・ウォーカー・アトキンソンがヨギ・ラマチャラカを名乗り呼吸法の著作を刊行し日本で翻訳されて出版される。それが回りまわってプラナ療法として霊術など民間療法に取り入れられた。
ヨギ・ラマチャラカに師事を受けたのが「中村天風」である。後にラルフ・ウォルド・トラインから師事を受けた京セラの創業者「稲盛和夫」は天風に師事を請ている。
ニュー・ソートと同じく当時一大勢力をもっていたのがヘレナ・P・ブラヴァッキーとのヘンリー・スティール・オルコットが立ち上げた「神智学協会」である。
全然調べてないので、超雑に説明するね。
ダーウィンの著書『種の起源』に対してブラヴァッキー夫人はそれに異論を唱える、それが「根源人種」である。根源人種とは地球上で人類は、第1から第7まで、7つの根幹人種を経て段階的に進化する。そして人間は、ひとつの生物種として肉体的に進化するのみならず、その「霊性」もまた進化するという考えである。つまり人類がホモ・サピエンス以外の動物からヒトに進化するなどありえないと論じたのであり、目に見えない霊性こそが人類の進化に影響してると唱えた。
それを欧米ではなくチベットやインドで求めることになったのだ。
ニュー・ソート運動家と神智学協会の親和性は高くニュー・ソートで神智学協会員だという人が多かった。前記に紹介したクリスチャン・サイエンティストの「メリー・ベーカー・エディ」や「ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン」も神智学協会員でありフリーメーソンであった。
その中に「エドガー・ケイシー」も含まれた。彼はニューエイジの思想に深い影響を与えた一人である。
彼は催眠治療で覚醒し「アカシックレコード（アカシャ記録）」を体得し心霊診断家になった。近代神智学に詳しいアーサー・ラマースと出会い、ラマースは神智学の教えなどを催眠時のケイシーに質問し、ケイシーは神智学の影響を大きく受けたのである。（18世紀にはメスメルによって催眠術や神がかりについては解明されていた。）
ケイシーのリーディングは記録され多くのニュー・エイジたちに影響を与えた。（60年代ヒッピー文化に影響を与える。）
リーディングの内容は、「輪廻転生」、「霊性進化論」、「代替医療」、「アトランティス神話」、「UFO」、「宗教」、「ヨガ」など雑誌『ムー』に載っていそうな内容だ。
「キリスト」と自らのヨガ等の瞑想によって接触ができるなどキリスト教的予言もしている。
以上が、ヒッピー文化草創期にいたる流れである。尺的にTM瞑想が書けなかったが、歴史を通してみると当時のキリスト教価値観を脱却するため東洋に答えを求めた。しかし、結局は西洋の価値観を脱却する事はできず東洋思想風キリスト教哲学ができてしまったのである。
※画像は映画『ドクター・ストレンジ』の広告ポスターから引用です。
修正なしの初期稿を文投げるのも申し訳ないので少し弄ってあります。
↓以下文章貼り付け↓
ボブ・ディランのノーベル平和賞受賞やら、大麻事件などで何かとヒッピー関係の話題が目につきます。
そこで、ヒッピーとは何かと自分流の切り口で書いていこうと思います。
もちろん、後に書くドクター・ストレンジの話題にも関係あります。
まず、資料を潜ればかなり昔まで遡れますが、あえて19世紀末アメリカから始めたいと思う。
19世紀末、アメリカ合衆国で始まったキリスト教プロテスタント系カルヴァン思想の反発運動から始まる。禁欲的現世利益の追求を戒めるカルヴァン思想を否定し異端的宗教・霊性運動が起こる。
個人主義者で超越主義の第一人者である「ラルフ・ワルド・エマーソン」を皮切りにメスメリスト（催眠治療家）の『フィニアス・クインビー』、クリスチャン・サイエンティストの『メリー・ベーカー・エディ』を中心に対抗文化を築くのである。 それが、『ニュー・ソート』であり後に出現する『ニュー・エイジ』の源流である。
ニュー・ソートの思想は「人間の意識は宇宙と繋がっている」その根拠を聖書に求め、キリストを神と拝み本来の教えに背いてきた信者こそが原罪であるという思想である。ラルフ・ワルド・エマーソンの超越主義や無神論に由来する。
ならば、どのようにして罪を浄化するのかというと、気持ちを明るく保つことによって運命が開ける「ポジティブ・シンキング」や心や思考の性向が健康や経済状態こそが良いとされた。（それが後の「経営哲学書」や「自己啓発本」に利用される。）
1893年シカゴの世界宗教会議でスワミ・ヴィヴェーカナンダが人気となり、インドの心身訓練法がアメリカに伝わる。それによってニューソートに「呼吸法」が取り込まれていく。さらに、欧米のキリスト教的価値観が東洋哲学としてコーディネートされアジアに逆輸入される事態になっていく。
その一例に、ニュー・ソート思想をもつウィリアム・ウォーカー・アトキンソンがヨギ・ラマチャラカを名乗り呼吸法の著作を刊行し日本で翻訳されて出版される。それが回りまわってプラナ療法として霊術など民間療法に取り入れられた。
ヨギ・ラマチャラカに師事を受けたのが「中村天風」である。後にラルフ・ウォルド・トラインから師事を受けた京セラの創業者「稲盛和夫」は天風に師事を請ている。
ニュー・ソートと同じく当時一大勢力をもっていたのがヘレナ・P・ブラヴァッキーとのヘンリー・スティール・オルコットが立ち上げた「神智学協会」である。
全然調べてないので、超雑に説明するね。
ダーウィンの著書『種の起源』に対してブラヴァッキー夫人はそれに異論を唱える、それが「根源人種」である。根源人種とは地球上で人類は、第1から第7まで、7つの根幹人種を経て段階的に進化する。そして人間は、ひとつの生物種として肉体的に進化するのみならず、その「霊性」もまた進化するという考えである。つまり人類がホモ・サピエンス以外の動物からヒトに進化するなどありえないと論じたのであり、目に見えない霊性こそが人類の進化に影響してると唱えた。
それを欧米ではなくチベットやインドで求めることになったのだ。
ニュー・ソート運動家と神智学協会の親和性は高くニュー・ソートで神智学協会員だという人が多かった。前記に紹介したクリスチャン・サイエンティストの「メリー・ベーカー・エディ」や「ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン」も神智学協会員でありフリーメーソンであった。
その中に「エドガー・ケイシー」も含まれた。彼はニューエイジの思想に深い影響を与えた一人である。
彼は催眠治療で覚醒し「アカシックレコード（アカシャ記録）」を体得し心霊診断家になった。近代神智学に詳しいアーサー・ラマースと出会い、ラマースは神智学の教えなどを催眠時のケイシーに質問し、ケイシーは神智学の影響を大きく受けたのである。（18世紀にはメスメルによって催眠術や神がかりについては解明されていた。）
ケイシーのリーディングは記録され多くのニュー・エイジたちに影響を与えた。（60年代ヒッピー文化に影響を与える。）
リーディングの内容は、「輪廻転生」、「霊性進化論」、「代替医療」、「アトランティス神話」、「UFO」、「宗教」、「ヨガ」など雑誌『ムー』に載っていそうな内容だ。
「キリスト」と自らのヨガ等の瞑想によって接触ができるなどキリスト教的予言もしている。
以上が、ヒッピー文化草創期にいたる流れである。尺的にTM瞑想が書けなかったが、歴史を通してみると当時のキリスト教価値観を脱却するため東洋に答えを求めた。しかし、結局は西洋の価値観を脱却する事はできず東洋思想風キリスト教哲学ができてしまったのである。
※画像は映画『ドクター・ストレンジ』の広告ポスターから引用です。
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