暇な無職期間、久しぶりに作品に打ち込んでいる。
狂ったように書いていたら、まぁ、なんとか形にはなった。
読み直したが、そう、いまいちだった。
自分は完璧主義だが欠落を許せるほどの余裕もある。
でも、これは違う。
これは、違う作品だ。
趣旨が途中で変わっている。
長く積み立てていたせいか、知らぬうちにぶれていたようだ。
これはこれで一旦おいといてもう一つ積みあげよう。
ちなみに出来た方の話は、悪を倒したあとの正義の味方の話。
国から下りる謝礼金で無気力に暮らしながら潜在的に敵を探す。
共に戦った刑事さんは正義感が強く、今も犯罪者相手に走り回っている。
刑事さんは無気力な主人公を誘い飲みに出かける。
飲んだ帰り、刑事さんは親父狩りの現場に遭遇し、助けに入るが殺されてしまう。
自首してきたのは学生、更生の余地ありで、実刑にはならない。
警察仲間も納得できないが法には逆らえない。
その状態で主人公は犯人を追い詰め、一人ずつ殺していく。
そんなお話。
正義は法ではない。そんなお話。
これはこれでよく出来ていると思うが、違う。
まだ時間がある。
もっと、問いかけていこう。
自分の正義感を変えた台詞。
『勇者カタストロフ』より。
「なあ…勇者よ これだけはお前に聞いておきたい。 人が自然と共に生きるのは……泥にまみれて猿や猪と走り回るのはそんなに楽しいか? 私は絶対にそうは思わん!嫌だ!! だからと言ってお前は私を殺すのか? 勇者の想うことはすべてが絶対に正しい法律か? その考えに合わぬ少数派は殺されて当然なのか!?」
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