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2016年10月28日13:32

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訴訟に踏み切った遺族の思いは、

■大川小の津波訴訟、石巻市が控訴へ 宮城県も
(朝日新聞デジタル - 10月28日 11:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4264567
実際になにがあったか?を、裁判の場で、客観的に立証して、今後の学校での防災対策に資することなはず。

その点で、今回の裁判は、不思議な言動をとった唯一の生き証人の教員が、PTSDを理由に証人尋問に応じておらず。
その生き残った教員から初期報告を受けた校長や、教育委員会で証言聴取したメモを破棄して、遺族から多くの矛盾を指摘された公式報告をまとめた教育委員会の指導主事の証言聴取は、裁判中にあったのか?なかったのか?の報道はありませんが。

報道されたニュースからでも、現場に不在だった校長は、15日の証言として、「引き渡し中に津波」「屋根を越えて津波」という状況を把握していて。
とうてい避難行動とはいえない、「津波到着1分前に避難開始」という教育委員会側の公式説明と、矛盾しています。

「裏山は崩落などの危険があり」というのは、そこを登って生き残った教員の、後の遺族むけ説明会で初めてできた証言で。

彼は「波をかぶった」といってますが、15日には校長にメールが送れているし、一人の児童を救出してきた彼の背広は濡れてなかったという目撃情報もあります。

そうしたいくつかの矛盾を説明できるのは、生き延びた教員以外にはいないでしょう。


いずれにしても、今回の裁判は、なぜか事態の客観的状況把握は無いままの判決だったので、遺族としても、石巻市や宮城県の控訴は、事態解明への次のチャンスがあるということでしょう。

現場を見て、遺族とも会っている文科省大臣や私人とはいえアッキーたちに、何ができるのか知りませんが。
特別の混乱期とはいえ、学校管轄の中ではとりわけ特突した数の犠牲を、どう把握するのか?
文科省も、「報告が上がってこない」を理由に、いつまでも傍観者ではいられないでしょう。


すでにネットでは、なにが起きたかについて、新聞情報レベルすら確かめないで、ネットニュースの短い記述だけからの印象だけで、いろいろ風聞していますが。

遺族が長い闘いをすること自体が、犠牲になった児童や教員たちへの、なによりの供養でしょうから。
遺族にとっては、また長い闘いが続くことになりますが、応援してますので、ガンバッてください。

亀山紘石巻市長の「今回の判決で(死亡した)先生方に責任を負わせることはつらい」との言葉は、大川小学校で犠牲になった児童を「宿命」と、市議会で表現したヒトの言葉で。
市民からの反発は、当然あるでしょうなあ。

しかし時間はかかっても、事実は曲げられません。

すでに今解っている証言の点と点をつないだだけでも、現場で何があったかや、その後の人災とよばれる教育委員会の対応の構造が、かなり想像がつきますが。

それを、生き延びた者の立場や主観や性格や職業的資質の欠落のせいにして、実際起きた事態を捻じ曲げることを、日本の司法はゆるすのかどうか?も含めて、心痛めた国民は注目していますから。

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